チャリを漕いでいつもの公園へ。
起き抜けの公園は実に涼やかである。
池の畔のベンチに腰掛け、大あくびを一つ。
後は阿呆面をして、カワセミを待つだけだ。
直ぐ目の前に、スズメの子供が座り込んだ。
お目々までつぶっちゃってるよ。
もう少し警戒心を持とうぜ。
ベンチの横の枝をチョコマカしているヤツがいる。
エナガである。
橋向こうから、マガモが泳いでやって来た。
渡りを諦めたこのペア。
すっかり夏羽である。
そこにカワセミ登場。
ここまでベンチに座ったままで、私は微動だにしていない。
何て楽チンなんだろう。
岩の上で寛ぐカワセミ君。
そこに、
同じような岩は幾つもあるのに、わざとのように上がって来るマガモ夫婦。
カワセミ君は、何やら文句を言いたそう。
一方マガモ夫婦は、そんなカワセミなど、意にも介せず日向ぼっこだ。
心中穏やかならざるカワセミ君。
「チェッ」
そんな舌打ちが聞こえてきそうだ。