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Tシャツとサンダルの候

幻の焼酎暁様の御成り。



「宅配便でーす。」


ほいきた。

届いた荷物は・・・



ビン類である。

瓶類と言えば、これしか無かろう。



焼酎である。

しかも今回は、幻の焼酎と呼ばれる暁様なのだ。


頭がたかーーーい!!



と、叫んでおく。



何しろ、

去年何度か通販サイトを検索したものの、中々見つける事が出来ず、この度漸く注文出来たくらいである。

幻と言う名に恥じない焼酎なのだ。

注文したのは35度と25度の2種類。

どっちから飲もうかなぁ。



ウヒヒヒ



こうとなったら、張り切っちゃうよ。

暁様の充ては、自分で作っちゃお。



前回、諸々改善の余地があった燻製。

今回は・・・



前回の反省は、鶏肉から落ちた脂で、十分にチップが焼けず、薫香が少し弱かった。




だったら、脇へどければいいじゃないか。

我ながら名案である。



これでどうだ。




チップの真上には、スーパーで買ったタクアンを置いてと。

お前はイブリガッコになって戻って来るんだぞ。



加熱時間は前回より少し長めに、火力も少し強めにセット。




加熱が終わったら、備え付けの保温容器に入れて放置プレイである。




でけた。





美味しそうではあるが、果たして・・・



お待たせした。

やっと、暁様のお出ましだ。

お相手願うのは、無論、35度の暁様だ。


では、ロックで、


グビ


これだ、これ。

このトロリとした口当たりだよ。

同時に、米本来の豊潤な甘みが口に広がっていく。

1年半寝かせて角が取れた常圧蒸留の癖は、寧ろ味わいと言って良い。


そんでもって、鳥の燻製を、


パクリ



うーーん。



薫香は十分、塩加減も丁度良いけど、ちょっとパサついてるかな。

加熱しすぎたか?




燻しの道は遠い。

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