ここに一足のくたびれた靴がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/ee/25be666d719f50ee05859bbc0b47906e.jpg)
買い求めて、かれこれ20年になる代物だ。
もっぱら、冠婚葬祭用に使ってきた。
それはそうと、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/dd/6d3fd3779ea16a4c0c560684ee9e4961.jpg)
この靴に漂う違和感に、お気づきだろうか?
先日、知人の通夜に出かけた時のこと・・・
車をドアを開け、駐車場のアスファルトに一歩踏み出すと、
パタリ
奇妙な音がした。
不思議に思い足元に目をやると、そこには信じがたい光景が。
何と、
靴の先端から3~4cmが、剥離しているではないか!
数歩歩いてみた。
幸い、摺り足気味に歩けば、パタリ音を出さずにいけそうだ。
到着した時間は、一通り式次第も済んだ頃。
式場内には、親族と数人の弔問客がいるだけである。
パタリ
(い、いかん。少しパタってしまった。摺足摺足)
焼香を済ませ、遺族に挨拶をし、なんとか無事に(と、思いたい)式場を後にした。
その後、
自宅に帰り着いた頃には、最早、歩行も困難な状況まで事態は悪化していた。
めくれた靴底が大きく垂れ下がり、目を背けたくなる状態となっている。
大惨事である。
この困難を乗り越えるには、めくれた長さの分だけ、無様に足を上げて歩くしかない。
更に最悪な事に、
この大きく垂れ下がった靴底を、マンションの住人にしっかり見られてしまう。
「クスクス」
痛恨の極みである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/19/f7f7e7619fce48922972a39c5284f30f.jpg)
これだもの。
教訓
靴を20年も履き続けるのは止めよう。