雑誌社から、キャンピングカーの記事を掲載するので、アンケートに答えてほしい、
との依頼があった事は書いた。
それには、『DIYをした箇所と工夫した箇所を教えて』とあった。
言っちゃ悪いが、私が自ら開発に携わった車である。今更、DIYやしょぼい工夫など必要ないのだ。
などと、偉そうなことを書いて送り返した。
その事はひとまず置く。
先日のオートキャンプ。
撤収の際、
バキャ!!
「あー、壊れた!!」(家内)
?
スワローにはエントランスドアの内側に、ご覧のようなダストボックスが取り付けられている。
それが……
アーーー!!
「ダヒャヒャヒャ(爆笑)」
笑うな!!
この破壊王が。
ったく。
まあ、いい。
どうせ、外そうと思ってたからな。
このダストボックスは、一見便利そうに見えて、実は・・・
ドアを閉めた時に、この位置までステップに張り出してくるのだ。
なぜなら、このドアは欧州製だ。
向こうでは靴を脱ぐ習慣が無いので、この仕様で何の問題はないだろう。
だが、私は日本人だ。食事や就寝する場所に、土足で上がるのはやっぱり抵抗がある。
当然、ステップに靴を置いて室内に上がる。
その際、とっても窮屈な置き方を余儀なくされていたのだ。
ひとまず、家内に破壊されたダストボックスを外し、ホームセンターに走った。
適当なものが見つかった。
ついでに、傘立も欲しかったので、それも購入。
締めて2000円ちょっとの費用だ。
『DIYなど必要ないのだ!』と吠えた割には、しょぼ過ぎる改造を加えようと企てる私。
しかも、自分でやるような面倒臭い事はしない。
ホームセンターの帰りに、元経営していた会社に、当然のごとく乗り付けるのだ。
無論予約などしていない。
いきなり、社員の作業の手を止め、
「これを取り付けろ。ここにこうしてこうして、これはここにこんなふうに。」
とうの昔に、社長特権など使える身分ではなくなったくせにだ。
「これでよかですか。」
よし、ばっちりだ。
これで、ちゃんと靴も乗っけられるぜ。
傘立も前から欲しかったんだ。
ありがとよ!
あばよ。
てことで
『私が開発したスワローは完璧だ。瑕疵などない!』
との前言を、ここでこっそり翻しておく。