新型コロナで中止となっていた、夢たちばな観梅会。
三年ぶりの開催である。
但し、限定5日間だけの開放となっている。
指定の駐車場に車を停め、梅園までは歩いて行く。
梅園が近くなると、庭先や路上で特産品が並べられる。
「蒟蒻要らんね。美味しかよ。」
「ごめん。蒟蒻は大好きばってん、さっきそこで、買ったばかりで。」
「日持ちするけん、多めに買ってもよかとよ。」
「そうかい。そんなら・・・」
観梅会に来て、大量の蒟蒻を買う始末。
谷川梅園。
梅の生産農家であり、当然の事ながら私有地である。
遊歩道以外への立ち入りや、ゴミのポイ捨ては厳に慎みたい。
飲食ブースや、
アトラクションのステージも設けられている。
そしてこの期間だけ、立花ワイナリーのワインセラーが開放される。
旧陸軍の武器格納庫。
奥に進むと,竹灯りが作り出す、幻想的な空間が広がる。
それでは、梅園を歩こう。
農産物としての梅は、白梅が基本だが、
観賞用に紅梅や枝垂れ梅も、所々に植えられている。
日当たりのいい、なだらかな丘陵地帯。
起伏も多い。
梅園を一廻りすると、いい運動になる。
例年に比べ、梅の開花は遅いようだ。
ここではまだ、3~4分咲きといったところ。
メジロがせわしなく蜜を吸う。
筑後に、本格的な春がやって来た。