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Tシャツとサンダルの候

2度目の小樽 青の洞窟と人力車体験

 

7月29日

 

28日中にニセコ近辺に着いておきたかったのは、

29日、羊蹄山に登りたかったのが理由だ。

実は、フェリーの予約を取った時点では、この日が唯一晴れの見込みとなっていたのだ。

ところが、当日のどの予報を見ても思わしくない。

とにかく登山口近くまでと車を進めるも、小雨がぱらつき出し、道路の電光掲示板では『羊蹄山山麓雷注意』と表示される始末。

ここまでハッキリすれば諦めもつく。

 

という事で小樽である。

前回は小樽の街並みを散策したのだが、同じことをやっても仕方がない。

何しようかな。

駐車場から運河に向かう途中、

青の洞窟?竜宮クルーズ?

ふーん。

面白そうじゃないか。

聞くと、出航まで小一時間くらいあるようだ。

予約だけしておいて、

 

「少し時間潰しをしてからくるよ。」

小樽運河界隈をウロウロする。

 

運河クルーズって手もあるが、よくみりゃ殆どが例の外国人だ。

またぞろ「うるさい!」だの「こんな狭い所で、スマホに向かってポーズとるな!」だの怒鳴りかねない。

止めた。

代わりにアレに乗るか。

よし決めた。

 

そうこうするうち、よき時間となった。

乗船である。

 

ちっちぇー。

手漕ぎのボートとさほど変わらんぞ。

屋根も無いし、もろに波被りそうやん。

と思っていたら、、、、

何の因果か、一番前の席である。

 

海鳥がずっと追いかけて来る。

「外洋に出ますと、船はかなり揺れます。そのスリルを楽しんでください。」(船長)

 

わかってます。もう十分揺れてますから。

スリルなんて楽しまなくていいから、波を被らない様な、慎重な運転を望みます。

外洋に出た。

トド岩と呼ばれる岩礁。

その名の通り、冬から春にかけては、トドの群れが横たわっているらしい。

「赤岩です。ロッククライミングの名所となっています。」

 

天辺のドーナツ岩。

風が吹くと、ヒューっという音が、遠くまで聞こえてくるのだそうだ。

正面が青の洞窟だ。

各社の遊覧船で込み合っており、現在4番目の順番待ちとなっているとの事。

窓岩

奥に見える岩は、モアイ岩と呼んでいるそうな。

良く思いつくなあ。

順番が来た。

洞窟に近づいて行く。


すでに青いんですけど。 

船は洞窟の中を進む。

 

「それでは皆さん、振り返って下さい。」 

オー!

 

まるで、水色の絵の具を溶かし込んだような海の色である。

 

「時間になりました。穴から出ます。」

 

洞窟滞在時間は、それぞれ5分と決められているそうだ。

 

ツルカケ岩

「象に見えませんか?」

 まあ、鼻が太すぎる象と思えばね。

港に帰ってきた。

我がスワロー君がお出迎えだ。

途中、ちょっとだけ小雨に振られはしたが、大波を被る事も無く、無事に帰還である。

 

 

昼時だ。 

高いとは知りつつ、歴史的建造物の中にある食堂街に入る。

 

頼んだのは、鮭といくら丼だ。

そりゃまあ、美味しいわな。

あんな値段するんだもん。 

 

次はこうなる。

は、恥ずかしい!

「写真なんていいから、とっとと出してくれ。皆見てるじゃんか。」 (私)

「大丈夫です。ほとんどの人が二度と会いませんから。」(車夫)

軽快に走り出す車夫君

後姿が、特に後頭部の格好が、元部下のHに似てるんだよな。

思わずその後頭部を、引っ叩きたくなる衝動にかられる。 

 

色んなコースがあり、私が選んだのは30分7000円のコースだ。

自分の好みとゴール地点を指定すれば、ルートは彼らが選択してくれる。

私は歴史的建造物が多いところを回り、最終地点は旧日本郵船前と指定した。

そのすぐ近くに駐車場があるからだ。

「日本銀行小樽支店です。小樽は金融の町でして・・・」

 

とは言え、この車夫君。

実によく勉強している。

 

試しに、これは説明する事は無いやろうと思われる、地味な物件に向かって、

「あれは?」 

と、訪ねても、

「ここは文房具の卸問屋で、当主は新潟の出身と言われています。建物の特徴として・・・」

 

小樽のHめ。

隙がないじゃないか。

大したもんだ。

 

「そりゃあ僕、ミスター小樽って言われてますから。」

 

直ぐ図に乗る所もそっくりである。 

 

小樽倉庫

てっきり廃墟なのかと思ったら、95歳現役だそうである。

車夫君、あんまり汗を掻き過ぎて、後半は眼鏡を外しての快走である。 

日本郵船前で終点である。

「全国の観光地に同じ会社の人力車がありますから、またのご利用よろしくお願いします。」

 

人力車初体験はとても満足なものに終わった。 

 

お風呂は京極温泉 600円 

 

宿泊は道の駅名水プラザw 

wifi届かず。

 

走行距離177km 累積走行距離3077km

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