Tシャツとサンダルの候

お留守番の日は、稲庭うどんなのだ。

昨日は、福岡の娘が帰ってきていた。

家内は、まち旅が終わった後、娘を送りがてら、義姉のところにお泊りである。

 

ふ、今宵は俺一人か。

どんな悪さをしてやろうか。

大酒飲んで、タバコ吸って、夜遊びでもしてやるか。

 

だがしかし、

早寝早起きの習慣断ちがたく、いつも通り9時過ぎになると、両の瞼を開ける事すら叶わぬ。

何一つ実現できずに、布団の中に撃沈する私であった。

 

 

という事で、本日は、まことに不本意な朝を迎えたのだった。

 

フアー

 

 

 

 

そうだそういえば、昨日の晩、

煮干しを仕込んでいたんだ。

 

何故かと言うと、

この前、北海道までの車旅をした際、どこか東北の道の駅で買った稲庭うどんが残っているのを、昨日、乾物棚の中に見つけたからだ。

 

という事で、今日は久々の、親父飯である。

私が造る料理は、今までの傾向として、半分は大失敗に終わっているが、うどんに関しては成功した記憶の方が強い。

 

任せて貰おう。(誰に言ってる!)

沸騰する前に煮干しと昆布を取り除き、鰹節をぶち込み一煮立ち。

家内なら、煮干しも昆布も鰹節も再利用するが、ワルのオイラは、すべて捨ててやったぜ。

 

どうだ、身の毛もよだつワルだろう。

黄金色に澄んだ出汁ができた。

指ですくって舐めてみた。

 

これだけでも旨いぜ!

醤油と酒と、ほんの少しの味醂を加え、煮きって麵つゆの完成だ。

 

たっぷりのお湯に稲庭うどん投入。

 

流水で洗い、

 

氷水で締める。

 

完成だ!!

 

これが、江島風稲庭うどんである。

 

 

 

 

盛った麺側に、トッピングを施す離れ業である。

だって、別皿を出すなんて、面倒ではないか。

どうだ。

あまりのワルぶりに吐き気がするだろう。

 

って、ワルぶってる場合じゃない。

ワカメや蒲鉾はまだいい。

レンコンの天ぷらに至っては、見る見るうちに、水が浸透して行く。

瑞々しい天ぷらなど聞いたことがない。

 

急いだ方がよかろう。

見よ、この透明感。

 

いただきまーーーす!

 

 

Very good!!

 

麺のコシ、最高!

シコシコツルツルだ。

麺つゆも、鰹と煮干しの香りが鼻に抜け、上出来である。

 

 

 

大成功

 

これで、うどんの打率がまた上がったぜ。

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