このブログをご覧いただいている大学の先輩から、
「明星山をご一緒したい。」
と言う、リクエストがあった。
私のブログに毒されたとしか言いようはないが、勿論、私としては否やがあろう筈はない。
二つ返事で快諾した。
だが、
何しろ、何の変哲もない、無名の低山だ。
私のお気に入りの山と言っても、それは、自宅から歩いて行けるという利便性を、割り引いて考えるべきだ。
先輩がガッカリしたとしても、責任は持てない。
昨日、
先輩や私の家内を含めて、5人のパーティで明星山へ登った。
山藤が花盛りの山道を行くと、
尾根コースの登山口に出る。
いきなりロープ場となっている。
明星山は低山ではあるが、頂上まではなかなか登り応えがある山だ。
息を切らせて登っていくと、いきなり視界が開けて、
頂上が現れる。
小休止にする。
明星山名物ブランコを見るや、
「ブランコ漕いでみようかな。」(先輩)
止めときなはれ。
体重制限書いてあるし。
「こっちは重量はOKのようです。乗ってみよ。」
んなもん、1mmも信用しちゃいけませんぜ。
あーーー!!
この俺だって一度も乗ったことないのにぃ!!
「あー、気持ちよかった。」
命知らずなお人だ。
下手すると、久留米の空に飛んでいきまっせ。
お、エビネがいい具合に咲いてますね。
「あ、綺麗ですね。」(先輩)
先輩は植物観察が趣味でもある。
休憩した後、例によって、白金山まで縦走する。
「あ、リンドウ見っけ。」(家内)
私は全く目に入ってこないのに、家内はこんなものという、小さな花を良く見つける。
でも、リンドウも終わりやな。
群落が無くなってしもとる。
「オッチャン。そこリンドウ踏んどる!!」(家内)
え?
しもた!
終わり掛けのリンドウの息の根を止めてしまったか。
金蘭の群落があった。
前回見かけた時よりも、さらに多くの花を咲かせていた。
「おー、これを見ただけでも来たかいがありました。」(先輩)
白金山到着。
昼飯にする。
今日は家内手作りの弁当である。
んじゃ、
ガブリ
やっぱ、山で食う飯は旨いぜ。
「いい山ですね。手軽なのに、そこそこ登り応えがあって、時間的にも丁度良くて。」(先輩)
お世辞でもうれしいですよ。
また、ご一緒しましょうね。