久留米地方は朝から雪。
もこ。散歩行くぞ。
ザクザクとクロックスは雪を踏む。
ウケようとわざとしている訳ではない。
私を知ってる人間は分かると思うが、昔から、靴下ってやつが苦手なのだ。
真冬でもこうだ。
仕事を辞めた現在の私は、靴と靴下を履くのは、山を登る時以外は基本的にない。
あ、水虫とかでやむなく、じゃないよ。
『冷たくないと?』
余計な心配せんでよか。
『ワーイ』
もこ、
こんな日にあんまりクンクンするんじゃない!
ほーら、ヒゲについたじゃないか。
『ワーイ』
だんだん、足に雪玉が出来てやせんか?
茂みに顔を突っ込むなって。
雪まみれになってるじゃんか。
もこ。
足、重たくなってないか?
唐突に立ち止まり、歩くのを拒否するもこ。
『ダッコして。』
ったく。
いきなりかよ。
散歩は中止。
もこの足に着いた雪玉を取ってやりながら、(これがなかなか毛に絡まってとれないのだ)
自宅までダッコして帰ることに。
もこの足から落ちた雪玉
そういえば、今まで雪の中を散歩させたことなかったんじゃないか。
いつも、はなから寒いと散歩を拒否していたもんな。
もこ、10歳にして初めての雪の冷たさを知るか。
長靴でも買ってやるか。
あるかどうか知らんけど。