雷山の帰り。
ショッピングモールの敷地内に《JF糸島》の文字を見つけた。
そうだ。
ここは糸島だ。
海鮮だ。
加えて漁協直営なら、さぞかし新鮮な事だろう。
ちょっと寄って、魚を買って帰ろうぜ。
店内に入ると、
あろう事か、
《志摩の海鮮丼屋》なる一角が。
これはダメだ。
反則だ。
漁協提供の海鮮丼!
最強のワードと言っていい。
しかも昼時ときた。
これを見なかった事に出来る人間などいる訳なかろう。
「買い物は後だ。か、か、か、海鮮丼食うぞ!」
待つこと暫し。
「85番でお待ちの方~」
カウンターまで受け取りに行ったのがこれだ。
嬉しいことに、あら汁付である。
ネタは季節により変る。
その日の糸島で捕れた魚がチョイスされる。
この日は、鯛と鰆に、
そして・・・
鰤と太刀魚だ!
ウエーイ (^O^)v
「ご飯が多いけん、少し載せるよ。」(家内)
ドサッ
不意に、ヤツのドンブリからご飯が投げ込まれた。
「あー、何すっだ!!」
ったく、ネタの上に乗せるなよ。
大雑把なヤツだ。
ビジュアルが台無しじゃろが。
そもそもがだ。
量が多いと言って、俺のドンブリに入れるのが、ラーメンやうどんならいい。
定食やカレーのライスも良しとしよう。
海鮮丼はいかんやろ。
海鮮丼はご飯とネタのバランスが大事なのだ。
「刺身も載せろ。」
「嫌だ。」
なんて我が儘なヤツだ。
仕方ない。
そんじゃ、好物の鰤から、
パクリ
当たり前だが、
旨い!
安くて新鮮で言う事無しだ。
投げ入れられたご飯が、ネタの上に散らかっている事以外は。
一緒に頼んだのは野菜の天ぷら。
野菜の天ぷらと言うメニュー名の割には、海老と白身魚も混じっていた。
ヤツの箸が、私の海老を狙っているのが気になるが、
「ラッキー!」
である。
鮮魚コーナーでは、旬の鰆と何とかと言う海老、糸島産の野菜などを買って帰る。
志摩の四季。
また行きたいたい場所が増えた。