九州旅行から帰って来たばかりなのに、もう阿蘇へとお出かけだ。
こう遊び呆けてばかりでは、冬になって泣きべそをかくことになる、キリギリスと変わりあるまい。
さて、キリギリス達が出掛けたのは、南阿蘇の『一心行の大桜』である。
先日の『浅井の一本桜』の記事と、二日連続のまる被りだが、何しろそうなのだから仕方がない。
大渋滞との予想に反し、難なく駐車場まで入る事が出来た。
前方、小さく見えているのが一心行の大桜である。
タイトルには、春爛漫と表現しているが、とんでもない。
この日は、春とは程遠い、真夏の気候となった。
暑いのなんのって。
満開だ。
この桜の傍には、墓石のようなものがいくつか見られた。
実は、
という事らしい。
まさに、『櫻の樹の下には』の冒頭の一節どおりである。
樹齢400年以上の老木である。
枝に咲く、花の密度は圧倒的だ。
阿蘇南外輪山を背景に。
桜の手前には菜の花が植えられている。
黄色とピンクと空の青のコラボが、目に鮮やかと言うしかない。
いくつもの屋台が立ち並ぶ一画がある。
「赤牛コロッケだって。旨そうじゃん。」
すっかり、買い食い癖が付いてしまった私である。
さほど腹も減ってないのに、コロッケを買ってしまうのは仕方ないのだ。
お前にはやらなーい。
パク
ふむ。
どこに赤牛が入ってる?
あ、これか。
天気が良くて、、、というか、良すぎて花見には暑すぎたけど、なんにせよ桜には青空が一番だ。
人出も意外と少なく、ゆっくりと見る事が出来た。
さ、
高森田楽でも食いに行こうぜ。