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Tシャツとサンダルの候

とりとめない話


4都県に発出されていた緊急事態宣言が、解除される見通しとなった。

何しろ、経験した事のない異常事態である。

賛否はあるだろうが、経済と防疫の兼ね合い的政策になるのは、致し方ないのかも知れない。

切り札のワクチンに期待したい。



そんな中、

私はと言えば、一年経った今でも、所謂《他人事》である。

人前でマスクをするのさえも、世間体を気にしての事に他ならない。

自身がうつされるとか、もしかしたら、他人にうつしてしまうと恐れての事ではない。

それはきっと、自分の周りに、感染した人間がいないからだろう。

そんな話を、知人としていたら、


「あのー、それがですね。実は、うちの・・・」


特定を避けるために、地域も時期も感染の経緯も書かないが、

家族の一人が、新型コロナに感染したのだと言う。

幸い、他の家族は全員陰性であり、罹患した当の本人も後遺症もなく全快したとの事。


「ひょえー、それは大ごとやったねえ。初めて知り合いに感染者が出たよ。」


遂に私の近くにも、チャイナウィルスの魔の手が忍び寄ってきた。











なんて事を思いながら、ぼんやりと外を眺める。

いつもなら、高良山か明星山に登っている時間帯だが、朝からどうもお腹の具合が宜しくない。

こんな日は、大人しくしているに如かずである。


老眼の身、文庫本を読むのが億劫になってきている。

随分前に買って、まだ未読の本がある。



こんな日こそ、ページをめくるとするか。


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