野母崎から一路北上。
夫婦岩
岩の間に見えるのは軍艦島。
伊王島へ進路をとる。
伊王島大橋を渡るとすぐに、白亜の教会が目に飛び込んくる。
馬込教会
禁教令下の明治4年、ここに小聖堂が建てられたのが始まりとの事。
現在の建物は、昭和6年建造と書かれている。
マンホールだってこうなのだ。
長崎は造船の町である。
港に林立するクレーンを指さし、
「何とかレンジャーってどれ?」(家内)
「レ、レンジャー???」(私)
一瞬戸惑うも、クレーンの事を質問している以上、答えはあれしかなかろう。
世界文化遺産の構成施設、
「ジャイアントカンチレバークレーンって言いたいとか。」
「あー、それそれ。」
「レンジャーって・・・戦隊か!間違えるにも程があるぞ。」
「ダハハハ!」
「あれは湾のずーっと奥。ここからは見えん。」
ったく。
神の島へ。
神ノ島教会
この教会も歴史は古く、明治9年には仮の教会が建てられたとの事。
現在の天主堂は明治30年竣工。
石段を登って行く。
天主堂を見下ろす展望所から、
岩礁に立つマリア像が見える。
歩いて行ける距離だ。
「行ってみようか。」
岩礁を登ると、先ずは恵比寿様が置かれ、
その奥に、
マリア像が海に向かって立っている。
ただでさえ狭い場所に、恵比寿様とマリア様が共存である。
何やらややこしい事情があるようだが、これも日本的で良いのではなかろうか。
帰りは、長崎港をグルッと周り高速入口へ。
途中、三菱造船所の横を通った。
例のジャイアントカンチレバークレーンの堂々たる姿が見える。
「ほら、あれが三菱レンジャーたい。」(私)
「・・・・」(家内)