東京の弟が、長崎旅行のついでに、我が家に遊びにやって来るという。
「今夜は鴨鍋にする。」(家内)
らしい。
なるほど、それじゃあ、焼酎やウイスキーでは役不足だ。
どれ、日本酒でも買って来るとするか。
あ、いや。
あくまでも、可愛い弟の為である。
決して、私が飲みたいわけではない。
向かった先は、西鉄久留米駅前にあるこの酒屋。
全国の地酒を取り扱う、地元でも有名な酒屋だ。
ごめんくださーい。
おお!
ズラリと並んだ、全国有名地酒。
何々、獺祭に春鹿に越乃寒梅に・・・
北は北海道から九州沖縄まで、すばらしいコレクション・・・じゃないな。
品数である。
危うく、
「ここはまるで、お酒のミュージアムや!」
と、叫びそうになる。
ため息をつきながらも、お酒をチョイス。
レジで、
「全部で何種類ぐらいあるの?」(私)
「さあー、私もわからんです。」(店主)
さもありなん!である。
余りの名残惜しさに、
「暫くここに居ていい?」
朝っぱらから、迷惑なオッサンに居座られる事になろうとは、私が言うのもなんだが、気の毒としか言いようは無い。
購入したのは獺祭三割九分と、佐賀の地酒鍋島。
あ、私のためじゃないよ。
あくまでも、弟の為に・・・
もういいって?
はいはい。
ウヒヒヒ
早く夕方にならないかなー。