寒風吹きすさぶ冬の日、私たちはこんな干潟にいる。
プカプカ浮かぶツクシガモ。
数十羽単位で、4~5のグループに分かれて寛いでいる。
あるグループのいる所などは、適度に身を隠す場所もあり、かなり近寄る事が出来る。
こんな近さでツクシガモを見るのは、初めてでは無かろうか。
こちらの別グループは、護岸から観察。
イカルチドリ or コチドリ?
よく分からん。
分かるのは、とびっきり可愛いという事だ。
砂浜をチョコマカと走り回っている鳥がいる。
別種のチドリ?
慌ててカメラを向けたら、
「なーんだ、ハクセキレイじゃん。」
何の落ち度もなく歩いていただけなのに、ガッカリされるハクセキレイ。
言った私が言うのも何だが、まことに不憫である。
杭の上に佇むミサゴ。
20分ほど飛び立つのを待っていたが、ついに動く様子無し。
「凍えてきた。帰るぞ。」
本命の鳥はいなかったが、また来ればいい。
この干潟に、あの干潟。あの池、あの川、あの森・・・
行きたい場所ばかり増えて、困ったもんである。