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Tシャツとサンダルの候

2021 迎春



例年の元旦の朝ならば、


大晦日の番組で夜更かしをして、爆睡している二人の娘を、

「何時まで寝とるか。起きらんか!」

と、無理矢理叩き起こし、

娘達が寝ぼけまなこをこすりながら食卓に着けば、

この時ばかりはと改まり、

「明けまして、おめでとうございます。」

などと、家長としてにこやかに挨拶をする。

挨拶が済めば、家内の手作りのお節をつつき、お屠蘇をガブガブと飲む。


そして、


いい気分になった頃、

「お袋の所に面会に行って、その後初詣に行くぞ。」




そんな、当たり前の正月は、今年はやってこない。

娘の一人は帰省を止められているし、母親の施設は面会禁止。

人出が多い神社仏閣等は自粛する。

だが、引き籠りの正月も、二日目となれば、もう駄目である。


「古閑の滝なら人は少ないやろ。氷瀑ば見て、高森田楽ば食べに行くぞ!」



駐車場に車を停めたら、滝まで800m程の山道を歩く。




氷点下に冷え込む林の中を登って行く。




見えてきた。

2年ぶりの雄滝(左)と雌滝(右)だ。



雌滝。

落差約100mの滝は阿蘇谷から吹き上げてきた冷たい風により、巨大な氷柱を作る。














正に氷の華である。











滝壺。



ずっと眺めていたいが、何しろ寒い。


「そろそろ、田楽食いに行こうか。」

「うん、うん。」


娘も寒かったらしく、激しく同意だ。


予約していた高森田楽の店。

別館へと案内される。


「両面、よーく焼いて下さいね。豆腐は柚子味噌、芋は胡桃味噌がお勧め。」(店のオバサン)


はい、そのようにいたします。


「生揚げでーす。」


ワーイ!これ大好き!


こんがりと焼けたら味噌をたっぷり塗って、さらに焼く。

香ばしい匂いがしてきたら、


ガブリ


シンプルだけど美味いんだ、これが。





そんなこんなで、



こんな拙いブログではありますが、

一日も早いコロナ禍の収束を願いつつ、

本年も相変わりませず、ご厚誼のほどをよろしくお願い申し上げます。

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