
小説やゲームなどにでてくる地図は、空想世界へ足を踏み入れる重要な道しるべであり、まるで自らが未開の地を冒険している気分になれる。空想地図は、それ故にかなり本格的に作られており、ひとつのジャンルを確立している。ここでは11の空想地図を見ていくことにしよう。
1.オズの国

このオズの国の地図は「オズのチクタク」で最初に登場した。ファンタジー小説に出てきた初めての地図。東西がひっくりかえっているのに注目。なんといっても、オズの国だから。
2.ファントム・トールブースの遥かな国

主人公のミロが訪ねることになるファントム・トールブースの地図。郵便できた奇妙な料金所をつくったり、おもちゃの車を通り抜けたりしながらたどり着き、だじゃれやゲームや、この地図を含む信じられないような絵の中に放り込まれる。
3.”ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ”のグレイホークの世界

RPGゲーム、”ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ”のグレイホーク世界の地図
4.ミスト
1990年代の最初のゲームからのミスト島の姿。美しいデザインと地図でもいまでも有名なもの

この手の地図を理解してから、パズルを解かなくてはならない。難解な謎解きがこのゲームの特徴

これらは、ミスト世界のたくさんの美しいマップのうちのほんのいくつか

5.ゲーム・オブ・スローンのウェスタロスとエッソス

このテレビシリーズは、小説の始めについている重要な地図をシリーズのオープニングクレジットにして、ファンタジーのジャンルに敬意を表している。クレジットはシーズンごとに切り替わり、新しい地域を取り入れている。これはシーズン1と2の拡大バージョンで、すべての城を示している。

6.ヴェルナー・ヴィンゲのファイアー・アポン・ザ・ディープの思考の王国

これはSFだが、シリーズにはファンタジーの要素もある。銀河系にはそれぞれ違う地域があり、ヴィンゲが思考ゾーンと名づけた違う物理法則があるという。ビヨンドでは、ハイパーインテリコンピュータと同じように、光よりも早く移動できる。スローゾーンでは、宇宙船のスピードは制限されていて、人口知能が情報を収集し、思考のない深みでは何が起こっているのか誰も知らないが、それが良くないことなのは想像がつく。進歩した文明人はビヨンドの銀河のはずれに住んでいる。
7.ホビットとロード・オブ・ザ・リングの中つ国

オズの魔法使いのように、LOTRもファンタジーマップの歴史の重要な転換点となる話だ。トールキンは世界を創りあげる名人で、彼が創造した民族の言葉を構築し、詳細な世界を編み出した。そのため、それはたくさんの人々が長年かけて独自の地図を作り出した。
中つ国と不死の国の完璧な地図。

8.”ジャックリーン・ケアリーのクシエルシリーズ” もうひとつのヨーロッパと中東

実はもうひとつの歴史があったヨーロッパと中東を、主人公が旅していく話。フランスを思わせるテールダンジュ国をはじめ、呼び名は違えど現在のヨーロッパの国の場所がそれぞれ一致している。
9.アーシュラ・K・ルグインのゲド戦記

ゲド戦記はたくさんの島から成る世界を舞台にした魔法使いの話で、これはこのシリーズの最初の本である「影との戦い」に出てくる地図。日常的に魔法が使われ、死者の国も本当にあり、若い女性がドラゴンで表される。最初はヤングアダルト向けだったが、大人のファンタジー小説になった。

10..ウォークラフトの世界からアゼロス

アゼロスの美しい地図がたくさんあるが、ほとんど惑星という感じがしない。

11.RPGのためのルッキーニの町の地図

このゴージャスな地図は、RPGのために作られた。ゲームマスターがこんな素敵な細かい地図を作りたがるときは、ゲームそのものが待ったをかけることになることが多かったりするそうだ。
via:io9
☆想像力のある人が羨ましいでぇ!