
ジャンクフードとはその名の通り、「ジャンク(がらくた)」な食品のことで、一般的にはカロリーが高いわりに、他の栄養素であるビタミンやミネラルや食物繊維があまり含まれない食品(広義で飲料も含む)ことを指す。
適度に適量を楽しんで食べればさほど問題はないと思うが、過剰摂取となると体に悪影響を及ぼすことは知っての通り。ここでは過剰摂取のみならず、間接的要因も含め、若干こじつけ的なものも含め、「ジャンクフード」にまつわる奇妙な死亡事故、事件を10つほど海外サイトで紹介されていたので見ていくことにしよう。
10.コーラ


ナターシャ・ハリスの死因は"心臓発作"だと思われているが、直接の死因は"コーラ"だったと言われている。ハリスは亡くなるまでの2年間、毎日2ガロン(約7.6リットル)ものコーラを浴びるように飲みでいたのだ。
1日におよそ1kgの砂糖と1gのなカフェインを摂取する人の体には何が起こるのだろう?この習慣は脂肪沈着による肝臓肥大、不整脈、そして最終的には心臓破裂を招いてしまう。つまり1日に7.6リットルのソーダ類なら、コーラでなく、どんなものでも行き着く先は同じということなのだ。
9.カップケーキ


若気の至りというか学生時代の過ちで、屈辱的な伝説を作り出してしまった男性がいる。
2008年、当時グラフィックデザイン学校の学生だったアダム・ディーリーは、とあるバーで"口の中にカップケーキを何個詰め込めるか?"という競争をしていた。彼はハムスターのごとく頬を膨らませ、カップケーキを口の中に詰め込んだ結果、それが喉に詰まり心臓発作を起こしてしまった。5個のカップケーキが窒息死を招いたのだ。
8.フライドポテトのチーズソースがけ


イギリスのブラックプール出身のアラン・グレニーはとにかく"フライドポテトのチーズソースがけ"が好きだった。だかそれが、彼が殺人者となった原因でもある。
2012年5月、グレニーはあるファストフード店でいつものようにフライドポテトのチーズソースがけを注文した。海外のチーズソースは粉末状のものをお湯に溶かしてソースとするのが一般的だ。ところがこのチーズソース、よく溶けていなかったそうで、それに腹をたてたグレニーは、この料理を運んできた店員のリッキー・ゲスト-ビンズと喧嘩となり、パンチを繰り出した。当たり所が悪かった為、ゲスト-ビンズは死亡、グレニーは懲役3年の刑となった。
7.ベイクドビーンズ&トースト


イギリス生まれのマーティンは、子供の頃から20年近くのあいだ、炭水化物が豊富な食品ばかりを摂り続ける生活を送ってきた。とくに大好物なのはベイクドビーンズ&トーストである。炭水化物の過剰摂取により、彼の肝臓は痛めつけられ肝炎を発症し、血管の凝固能力は完全にダメになり、彼の歯茎は救急歯科で処置されている間も血を流し続けた。とても悲惨な話だが、少なくとも野菜を嫌がる子供には、良いお説教のネタになるだろう。「歯ぐきから血がダラダラ流れ続ける」という部分を強調して説明すると効果的だ。
6.チョコレート(工場)


2009年、ビンセント・スミス・ジュニアはカムデンチョコレート工場で働いていたが、およそ25mの足場から熱いチョコレートの入った容器の下に落下してしまった。スミスは頭を強打したせいで死亡してしまった。チョコレートが直接的死因とまでは言えないが、チョコレートが若干絡んでくるということでリストインしているようだ。
5.パンケーキ

日本でも最近ではアメリカから上陸したおいしいパンケーキ専門店が人気となっているが、パンケーキが死を招いた例がある。アメリカの19歳の青年は、パンケーキが大好きで毎日ガツガツと食べ続けていた。ところがある日、青年は謎の死を遂げることとなる。その原因は当初不明だったが、検視官の解剖結果で明らかとなった。
青年の死因は賞味期限が切れたパンケーキの粉による強いアレルギーであることが判明した。少年が最後に食べたと思われる、食器棚に入っていたパンケーキの粉はカビが生えており、賞味期限が2年以上経過していた。解剖した青年の彼の両肺と喉は粘りけのある液体に満ちていたそうだ。
4.ホットドック、ホイップクリームトッピング

2010年、米カリフォルニア州サン・ペドロのノア・エイカーズでは、ホットドッグにホイップクリームをトッピングした早食いコンテストが行われていた。優勝するとキャンディーバーかなんかがもらえるという。これに出場した13歳の少年は、ホットドックを喉につまらせ、窒息死してしまったという。ホットドッグに甘いホイップクリームをたっぷり乗せたものを子どもたちに早食いさせるようなコンテスト自体に大いに問題がありそうだ。
3.チョコレートアイスバー

アメリカ国内において、子どもの肥満症は現在深刻な問題となっており、ジャンクフードを手にする機会を制限するとか、両親や学校が子どもに適切な栄養について教える必要があるという意見もある。しかし過剰な教育により、9歳の児童を死亡させてしまったという痛ましい事件が起きた。
9歳のサバナは、食べてはいけないと言われていたクロンダイク・バーをどうしても食べたくて、こっそり1本食べたしまった。そしてそのことが祖母と継母にばれてしまった。サバナは嘘をついてお菓子を食べた罰として3時間走らされた。その結果脱水症で死亡してしまった。サバナの祖母と継母は殺人罪に問われた。チョコバー1本と引き換えに子どもに3時間のマラソンを強いるのはさすがに常識はずれだろう。
2.ポテトチップス


2012年に亡くなったジェフ・ムンロはシンプルで小柄な男でダンスが唯一の趣味だったが、心が弱かったらしく麻薬を常用するようになり、評判の悪いカナダのトロント・ドン刑務所にたどり着いた。その後重い統合失調症を患ってからは精神病棟へ移された。
そこで事件が起きた。彼同様に統合失調症を患っていて、体格の良い同房者が持っていたポテトチップスがどうしても食べたくて盗み食いをしたところ、ムンロはその同房者によって殴り殺されてしまったそうだ。
1.トゥインキーのスポンジケーキ


トゥインキーはアメリカで人気のあるスポンジケーキにクリームが入ったお菓子で、2012年、製造元のホステス社が経営破綻に追い込まれ、トゥインキーが製造中止になるという噂が広まった時には、トゥインキーを買い占める人が続出し、ネットオークションでは価格が高騰するほど、アメリカ人にとっては切っても切れないとてつもなく甘いお菓子である。
1978年11月27日、サンフランシスコ市長ジョージ・マスコーニと政治家ハーヴェイ・ミルクはダン・ホワイトに殺された。ホワイトは元の職に復帰したかったのだがそれが叶わず犯行に及んだそうだ。ホワイトの弁護士らは、彼がうつ状態にありその犯罪に対する責任能力が全く無いと主張した。"殺人の前にトゥインキー(ジャンクフード)しか食べていなかった。それほどまでに彼の精神は蝕まれていた"というのが言い分だ。
もちろんトゥインキーがホワイトを狂わせたという訳ではない。つまり"狂った男"ホワイトはトゥインキー"しか"食べないほどに狂っていたのだ。だがこれは彼が殺人罪から逃れるには十分な主張となり、刑務所で過ごす時間はたった5年間で済んでしまった。
via:toptenz
☆まぁ、こんな事件もあんのやろ!