
まるで人の手によって造られたような、美しい純白の棚。
世界遺産にも登録されている、トルコの「パムッカレ」です。
丘陵地帯の石灰棚が弱酸性の雨によって溶け、地熱によって温泉となり沈殿した石灰が固まった結果、この芸術的な景観が生まれたそうです。
高さ200mにわたって形成されたパムッカレの光景をご覧ください。

まるで雪景色のようですが、白いのは石灰によるもの。

歴史は古く、2世紀頃にはローマ帝国の温泉保養地としてヒエラポリスという都市が石灰棚の一番上に建設されました。
地震によって現在は廃墟となっていますが、ローマ時代の遺跡がごろごろしているそうです。

乳白色の階段。

こんな景色で温泉保養できたら最高ですよね。

同じ地球にある光景と思えません。

アングルによっては、天空の浮島や雲の上にいる気分に。

高所恐怖症の人には少し怖いかもしれませんね。

「パムッカレ」とはトルコ語で「綿の宮殿」という意味。かつてはこの地域は綿花の一大生産地だったことに由来しているそうです。

温泉好きの日本人には、羨ましすぎる保養地と言えます。
☆1997年に世界遺産に登録されてから、石灰棚は立ち入り禁止だそうです!