mirojoan's Blog

世界びっくりニュースへのコメントだよ!
HPは http://salvadordali.jp です。コピペしてね!

新石器時代の遺跡、ギョベクリ・テペには高度な幾何学的知識が使用されていた(イスラエル研究)

2020年06月17日 | 世界びっくりニュース
雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!



ギョベクリ・テペ
ギョベクリ・テペの円形の囲い image by:Cambridge Archaeological Journal

 今から約1万1500年前、狩猟採集民族が現在のトルコに建設したと言われている巨大神殿ギョベクリ・テペは、人類最古の神殿である可能性が高く、新石器時代研究にとって極めて重要な発見のひとつだ。

 神殿が建てられた当時、人類は狩猟生活を送っていたが、移住する彼らが一つの場所に巨大な建造物を作ったことは、考古学の不思議と言われていた。

 今回の発見は考古学者をさらに驚かせた。イスラエル・テルアビブ大学と同国考古学庁の研究者たちが構造解析を行ったところ、ギョベクリ・テペの円形構造物と、無数にある石灰岩の巨大な柱のレイアウトに幾何学の知識が使われてることがわかったという。

遺跡の3つの円形の囲いを結ぶと正三角形に


 ギョベクリ・テペの遺跡には円形の囲い最大直径20メートルのものを含め、円形の囲いが3つあるが、これらは後から継ぎ足して適当に作られたのではなく、最初から、ひとつの計画のもとに建てられたものだという。

 その根拠は、この3つの円の中心を結ぶときれいな正三角形になることらしい。つまり、この建設を指揮した者は、幾何学的知識を持っていたことになる。

 イスラエル考古学庁のギル・ハックリー氏ら研究者たちは、コンピューターアルゴリズムを使って、この新石器時代の遺跡の中にある、これら円形建造物の建築設計プロセスを追跡してみた。

ギョベクリ・テペの遺跡
ギョベクリ・テペの遺跡 image by:Teomancimit/Wikipedia commons

考古学の不思議、ギョベクリ・テペ


ギョベクリ・テペは、まさに考古学の不思議です。1万1500年から1万1000年の間の新石器時代に建造されたもので、巨大な円形の石の構造物や、高さ5.5メートルもある石柱が無数に見られます。

当時はまだ、農耕や家畜の飼育はなかった時代なので、狩猟採集民族が建てたとしか思えないのですが、動物を追って生活する彼らは定住していなかったはずです。

ひとところにこのような複雑で巨大な建築物を作ることは、あまり考えられないことなのです(ギル・ハックリー氏)

 1994年にドイツ人考古学者クラウス・シュミッツ博士によって発見されたギョベクリ・テペは、考古学界に熱い議論を生み出してきた。

 このような新石器時代初期の遺跡については、集中的に研究されてきたが、この時代の建築計画の問題や文化的な影響はまだそれほど研究されていない。

 研究者の多くは、ギョベクリ・テペ遺跡の円形の囲いは、長い時間をかけて徐々に建設されたと主張しているが、ハックリー氏らは3つの囲いが、最初から幾何学模様を折りこんだ単一プロジェクトとして計画されたものだと言っている。


The World's Oldest Temple Was Built Along A Grand Geometric Plan

この建造物のレイアウトは、精神世界や社会構造の変化を反映した空間的、象徴的な階層によって特徴づけられています。

わたしたちの研究では、標準偏差マッピングに基づいたアルゴリズムという分析ツールを使って、設計を調整する目に見えない幾何学模様を特定しました。

この研究は、レヴァント(地中海東部の沿岸諸国)世界で計画された初期の建築開発について、重要な情報をもたらしてくれます。この発掘現場の、とくに擬人化された巨大な柱の特徴についての新たな解釈の扉を開くものなのです(ギル・ハックリー氏)


新石器時代始めの劇的な文化革新の表れか


 これまでは、幾何学を使ったり、間取り図を作成するといった建築計画能力や実行力は、ギョベクリ・テペが建設された時代よりも遥かに後の時代に出てきたものとされてきた。

 つまり、狩猟採集民族が、食料を自ら生産する農耕民族へと移行した1万500年前のことだというのだ。おもしろいのは、初期の農耕民族の特徴のひとつとして、彼らが四角形の建造物を使っていたことがあげられる。

 ハックリー氏はこう語る。

人類初期の建築計画であるこのケースは、新石器時代始めの文化の劇的な変化のひとつの例かもしれません。

我々の発見は、四角い建造物への移行のようなこの時代の建築の大きな変遷は、専門知識のある者による知識ベースに基づいて、トップダウンというやり方で実行されたのではないかということを示しています

建築計画のもっとも重要で基本的な手法は、後期亜旧石器時代(旧石器時代末期と中石器時代初頭)のレヴァント地域で、ナトゥフ文化(中石器文化)の一部として考案され、新石器時代の初期を通して続きました。

この新しい研究からは、大規模な建築計画、抽象デザインの利用、整然とした模様が、人類の歴史のこんな早い形成期にすでに活用されていたことがわかります

 ハックリー氏らは次回、レヴァント諸国のほかの新石器時代の建築遺跡を調査する予定だという。

 この発見は、学術誌『Cambridge Archaeological Journal』(5月)に掲載された。

References:aftau / eurekalert/

☆最近こういう話題には慣れてきた!

雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!


トイレの排水口を覗くとそこは線路だった。フランスの列車のトイレ構造がわかる動画

2020年06月15日 | 世界びっくりニュース
雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!



top

 世界の誰もが使用するトイレも千差万別だが、列車についてるトイレの構造にも違いがあるらしい。

 今年2月フランスの鉄道に乗ったYouTuberが車内でとんでもなくシンプルなトイレに遭遇。そのトイレはなんと開放式で、のぞくと線路が丸見えだったのだ。

 現代の日本の列車ではなかなか見かけられないタイプだろう。だがフランスの現地ではこれが主流らしいという。


Train Toilet Doesn't Have Plumbing

超シンプル。ダイレクトに線路がのぞけるトイレ


 これはフランスの国有鉄道(SNCF)の列車のトイレだ。見た目は特に珍しくないが、このトイレは信じがたいほど単純な構造になっている。

 ある意味簡単すぎるその作りは中をのぞけば一目瞭然。なんと穴から線路が見えるのだ。

1

 便器下のパイプはまっすぐで短く、走行中に落としたトイレットペーパーは行き過ぎる線路に向かった穴を通って消えていく。

 つまりはそういうことだ。

2


垂れ流しが主流?フランスの列車トイレ


 排泄の際も同じ現象が起こるにちがいないシンプルトイレ。それがフランスの列車で使用されているとはびっくりだ。

3
image credit:youtube

 てか「ありのまま」が流行った今じゃ一周回ってありかもしれないが、今どき線路上に放置したまま走行ってどうなんだろう?でも、線路がのどかな山奥とかなら自然にやさしいシステムなのか?
 
 驚きついでにウィキペディアで鉄道車両のトイレ(列車便所)を検索してみると、ヨーロッパの列車トイレは水洗式の設備が多いものの高速列車以外ではタンクを備えた貯留式による処理はまだまだ少ない、そうだ。

 この情報によるならば現地の鉄道ユーザーはこの方式になじみがありそうだ。

 なお動画の車両はフランスの都市リヨンを通る列車みたいだが、線路の状況や走行ルートの環境などはわからない。


垂れ流しから進化した日本の列車トイレ


 一方日本の列車トイレはというと、1950年あたりまでは垂れ流し式が多かったもよう。

 その後は沿線付近の住民からの苦情で採用されたタンク式から、洗浄液とフィルターを使った循環式へと改良が進み、1990年代以降は飛行機と同じ真空式や清水空圧式が主流になっているようだ。
 
 国が違えばトイレも違う、列車のトイレもまた然り。てかここまで知ると他の国の列車のトイレも気になっちゃうな。

References:geekologie / wikipediaなど

☆そういえば、ヨーロッパの電車のトイレ、こんなだったような記憶がある!

雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!


西洋剣と日本の刀を比較してみた(スミソニアンチャンネル)

2020年06月12日 | 世界びっくりニュース
雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!



西洋剣VS日本刀

 日本が誇る伝統武器の日本刀と、神話や伝説に数多く登場するロングソード(西洋剣)。どちらも過去に多くの歴史的戦いに使用されてきたこともあり、どちらが強く優れているのかに関して比較されてきた。

 日本刀と西洋剣は、刀という点では同じでもその製造方法は異なり、機能にも違いがあるとされている。

 今回は、スミソニアン・マガジンの公式Youtubeチャンネルによる日本刀と西洋剣を使った簡単な実験動画を見ながら、その違いを見ていこう。



How Does a Katana Compare to a Medieval Long Sword?

反りのある刀身が特徴的な日本刀


 片刃の反った刀身を利用して引き切ることで、最強の切れ味を出すといわれる日本刀は、複雑な工程を繰り返して行われる独特の製造法で作られている。

 叩いて伸ばした素材の「玉鋼」を何度も重ねて鍛接する「折り返し鍛錬」と呼ばれる鍛造法によって作られた刀のみが、日本刀と認められている。


Japan's most famous Katana forging artisan Kobayashi filmed by ADEYTO

種類や形、製造法が異なる西洋剣


 一方、西洋剣は複数の種類が存在し、形も異なる。製造方法も多種多様で、製造によって刃の強度や切れ味も変化する。

 一般的な製造法としては、鋼を熱して叩き伸ばす鍛造や溶かした鉄を流し込む鋳造が知られているが、両刃の西洋剣は鎧の隙間を突いたり、鎧の上から叩き切ったりすることを想定して作られてきたため、多少刃こぼれしてもその機能は失われないそうだ。


"Liquid Fire" to Metal Sword in minutes! - A History of Ancient Britain

日本刀と西洋剣の比較実験


 冒頭の動画では、簡単な実験によって日本刀と西洋剣の強度が試されている。動画内で使用されている西洋剣は、「ロングソード」と呼ばれている一般的な長剣で、日本刀は刃の長さが60~75cm、西洋剣は80~120cmと西洋剣の方がやや長い。

 動画内では、2人の男性がそれぞれ日本刀と西洋剣を使って、厚さ1.16cmのメタルプレートを上から叩き切る実験と突き刺す実験を行った。

3_e2
image credit: youtube

 叩き切る実験では、日本刀の場合は半分ほどメタルプレートが切れたのみだったが、西洋剣ではプレートは真っ二つに切り裂かれた。

 また、突き刺す実験では日本刀はメタルプレートを5cm貫通したが、西洋剣では12cm貫通した。

2_e2
image credit: youtube

 これは、アメリカ・ワシントンD.C.のスミソニアン協会が発行するスミソニアン・マガジンの公式Youtubeチャンネル「スミソニアン・チャンネル」が制作したものだ。

 強度的には西洋剣の方が強そうだが、刀を持つ人の力加減や技量によっても異なるだろうし、元々の性質が異なる武器においてどちらが強いか、優れているかという比較は容易ではなかったようだ。

 ただ、「切り裂くための日本刀、叩き切るための西洋剣」と言われているように、用途によって両剣の優れた特性が発揮されることは間違いないようだ。

☆日本刀が最強やと思ってた!

雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!


エルサレム「嘆きの壁」に隠された秘密。2000年前の地下室が発見される(イスラエル)

2020年06月10日 | 世界びっくりニュース
雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!



嘆きの壁
嘆きの壁に隠された地下室発見 / Pixabay

 イスラエル、エルサレムには、ユダヤ教、イスラム教にとっての聖地「神殿の丘」がある。かつて存在したエルサレム神殿の西側の外壁は今も現存しており、ユダヤ教徒にとっては最も神聖な場所とされている。

 この壁は「嘆きの壁」あるいは「西の壁」と呼ばれている。

 「嘆きの壁」付近の地下には、それに沿って不規則にネットワークを広げる通路「嘆きの壁のトンネル」が存在するが、イスラエル考古学庁などによる発掘調査で発見されたのは、その地下通路のこれまで知られていなかった部屋だ。

嘆きの壁付近で地下室が発見される


 神殿の丘は、ユダヤ教にとっては最高の聖地だが、イスラム教では3番目に重要な聖地とされている。古代には2つのユダヤ教の神殿があった場所で、今日では「アル=アクサ・モスク」と「岩のドーム」がある。

 また神殿の丘の西側外壁には、かつて存在したエルサレム神殿の外壁の一部が現存しており、「嘆きの壁」と呼ばれる。

 昨年、この「嘆きの壁」から35メートル離れたところにある、東ローマ帝国時代にさかのぼる建物の大規模な発掘調査が開始された。

 岩盤を削って作った小さな一連の部屋が発見されたのは、この記念碑的建造物の白いモザイクタイルが敷き詰められた床の下からだ。


New discoveries at the Western Wall Tunnels in honor of Jerusalem's day


居住空間か? それとも秘密の隠れ家か?


 東ローマ帝国の建物自体は1400年前のものだが、地下室に残されていた粘土のオイルランプや石灰石のカップはおよそ2000年前のものだ。したがってその時代には地下室が存在したと考えられるが、実際にいつ作られたのかまでははっきりしない。

 地下室は、上下に連なる2部屋と中庭で構成されており、それらは階段で移動することができる。部屋の入り口には、蝶番とボルトの痕跡がはっきり残っており、当時扉があったことがうかがえるという。

 また壁には、丸・三角・四角に削られた窪みがある。それらの1つは、オイルランプを置くための台で、さらに棚として使う長い空間も見つかっている。

3_e5
発見されたオイルランプ。 Shai Halevi/IAA

 
 地下室の用途は不明だが、こうしたことから生活のスペースや貯蔵庫として使われていたのではないかと推測されている。

 別の可能性としては、エルサレムがローマに占領されていた時代、隠れ家として使われていたとも考えられるという。

嘆きの壁付近の地下室
Shai Halevi/IAA

当時の姿のまま現存する貴重な資料


 70年、エルサレムはローマ軍によって包囲され陥落(エルサレム攻囲戦)。街はエルサレム神殿もろとも完全に破壊されてしまった。

 それから10年後にローマ帝国が街を一から再建しているとはいえ、現存するこれ以前の建造物はきわめて少ない。ゆえに今回の発見は、ことさら貴重なものと言える。

 もう1つ、この地下室のユニークな点は、大変な労力をかけて岩盤を削って作られていることだ。当時、建物は石材を積んで作るのが一般的だったらしく、墓を除けば、岩を削って作られた完全な部屋はかなり珍しいという。
 
嘆きの壁付近の地下室
嘆きの壁のそばで発見された2000年前の地下室。Shai Halevi/IAA

まだまだ謎だらけの聖地


 研究者によれば、この場所の秘密を解き明かすには、さらに2、30年の発掘調査が必要だろうとのこと。現在の目標の1つは、発見された地下室とメインストリートがあった区画とをつなげることだという。

 じつのところ地下室だけでなく、それを何世紀も守ってきた東ローマ帝国の建物自体が謎に包まれたままだそうだ。宗教施設なのか、民間施設なのかも分かっていない。ただ11世紀初頭に地震によって崩れてしまったことなら判明している。

 発掘調査は今現在続けられており、さらに地下室が見つかる可能性もあるという。

References:jpost. / livescience /

☆スゲーなここ!

雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!


コロナの影響で静まり返った都市の音を録音した音声が公開される

2020年06月08日 | 世界びっくりニュース
雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!



都市の音
ロックダウンされた都市の音を録音 bluelightpictures/pixabay

 世界のあらゆる場所には、常に音が溢れている。人がたてる音や電子音、車や飛行機の音、工場の騒音など、私たちの日常は工業化された音に汚染されているといっても過言ではないだろう。

 しかしコロナ禍の影響を受けている今、騒音に慣れた環境で生活してきた人々は、音が欠如した環境の変化を味わっている。

 世界中の自然音を採取し録音することを職業とするマット・ミケルセン氏は、都市の環境音の変化を録音するプロジェクトを実施。そのいくつかを紹介した。『Atlas Obscura』などが伝えている。

音のあった場所から音が消える環境変化を録音


 映画やテレビ、ゲーム、アプリやラジオで使用される自然音を世界中から採取し、録音している自然音録音家のマット・ミケルセン氏は、「工業化された世界で途切れることのない自然音を録音することは、不可能ではないが非常に困難」という思いを常に抱き続けながら仕事をしてきた。

 ミケルセン氏によると、この地球上で本当に静かな環境をじっくりと味わえる場所というのは、ほんのわずかしか残っていないそうだ。
 
 例えば、アメリカのワシントン州にあるオリンピック国立公園の奥深くに入り込むと、そこはアメリカ国内で最も騒音の少ない場所の1つとなる。

the-road-815297_640_e
bertvthul/pixabay

 しかし、そこでさえ航空交通のピーク時には頭上を飛ぶ飛行機の騒音が、15~20分ごとに聞こえてくるという。

 仕事の傍ら、非営利団体『Quiet Parks International』を通して、地球上の残り僅かな「静かな」場所の保護に取り組んでいるミケルセン氏は、今回新型コロナウイルスの影響で世界中の「音がある場所から音が消えた」環境の変化に注目した。

 普段騒音を出している工場は閉鎖され、空を行く飛行機の数は激減。通りからは人の姿も車もほとんど見られない状態になった。

 驚異的に変化した音響環境を世界の都市から採取するプロジェクトを思いついたミケルセン氏は、世界中のサウンドレコーディング仲間にソーシャルメディアを通して連絡。すると、世界中のおよそ50の場所から様々な音の記録が集められたという。

 それでは、『Atlas Obscura』の中でミケルセン氏が紹介している5つの都市の音の変化を見ていこう。最大の効果を得るため、ヘッドフォンを使用して聞くことをミケルセン氏は勧めている。


1.コヴェント・ガーデン(イギリス、ロンドン)



 普段は大道芸人のパフォーマンス姿が見られ、それを見物する観光客や、地元の人で賑わうロンドン中心部に位置するコヴェント・ガーデン。

 様々な露店や店が建ち並ぶアップル・マーケットは、ショッピング・食・文化の中心となっている。

 しかし、現在は店も閉店し人の姿は見られない。これまでとは想像もできない信じられないほどの静けさに包まれている。


2.タイムズ・スクエア(アメリカ、ニューヨーク)



 昼夜賑わいを見せるタイムズ・スクエアは、いつもならば多くのツーリストと地元住民らが忙しく行き交う姿で溢れる。

 しかし、今このニューヨークの中心地ともいえる場所は、音が欠如した状態に。往来する車も人も少なく、地域の建物によって生じているかすかな音が聞こえてくるだけだ。


3.グランド・セントラル駅(アメリカ、ニューヨーク)



 ニューヨーク市の主要な交通の中心として、普段多くの通勤者が行き来する駅では、人が生じる音以外に、電車の発着音、アナウンス、駅構内の店が出す音などが入り混じり、毎日が雑音で溢れている。

 しかし、今はアナウンスの声が人のいなくなった駅内に大きく反響しているのみだ。


4.ネタージー・スバース・チャンドラ・ボース国際空港近辺(インド、コルカタ)



 インドの西ベンガル州コルカタにある国際空港近くの民家から録音された音は、そこが空港近くとは思えないほどの静けさだ。

 午後4時頃に録音されたということだが、通常この時間帯は路上に多くの車が溢れ、空を飛ぶ飛行機音がひっきりなしに聞こえるという。

 しかし、今聞こえるのはカラスなどの鳥の鳴き声のみだ。


5.ロサンゼルス国際空港(アメリカ、ロサンゼルス)



 本来ならば、多くの音が行き交うはずの朝のラッシュアワー時のロサンゼルス国際空港。

 音は聞こえるものの、人の姿はほとんど見られず、多忙な空港とは思えないほどの音の欠如が明らかだ。録音者はあまりにも音のない空港を「不気味」に感じてしまったそうだ。

 都市で録音されたこれらの音の記録は、もしかすると最初で最後になるかもしれないほどの貴重なものだと語るミケルセン氏。

 騒音にしか思えない音であっても、それら様々な音は人間が生きる上で欠かせない生活工業音でもあるのだ。ミケルセン氏は、最後にこのように締めくくっている。

コロナの影響により地球から音が消し去られてできた「新しい静寂」に、私はとても魅了されました。でも、この状況が一日も早く去り、再び静寂を見つけることが困難だと思えるような時が戻ってくることを楽しみにしています。


☆ストーンズは歌にしたもんなぁ!

雇用大崩壊、大失業時代の前に手軽に始めてみませんか?
MLMではない格安副業です。
100種類以上の豊富な商材を、ワンストップで取り扱えるビジネスパートナーが全国で活躍中。
↑ ↑ ↑
クリックしてね!