企業が直面する2020年問題って何?
マイナビスチューデント
2015年3月14日 13時02分 (2015年3月14日 16時24分 更新)
2020年といえば、東京オリンピックが開催される年です。
どの業界もこの大イベントに向けて大盛り上がりのお祭り騒ぎ……、
と思いきや「それどころではないよ」という声が聞こえてきます。
不安な声の発信源は企業の人事部や経営者。
2020年は、企業に勤める人の25%が
45~54歳になるという労働力人口の予測が出ています。
写真:東京タワーオリンピック五輪誘致
こうなる要因は2つ。
バブル期(1980年代後半から1990年代初頭)の好景気を背景とした
大量採用社員に続いて、1970年代生まれの団塊ジュニア
(第二次ベビーブーム+第一次ベビーブーム=団塊の世代の子供)も
人口ボリュームに比例した人数が入社しているためです。
明らかに他の年齢層よりも人口比率の大きいこの層が、
2020年になると賃金水準のピークを迎えることで、
人件費の増加だけでなくポスト不足に悩まされることになる、
というのが企業の不安を引き起こしているのです。
さらに深刻なのは、彼らが人件費やポストを占領することによって、
若年層にしわ寄せが及ぶのではないかという懸念があることです。
企業も安易な雇用調整に頼らず、
雇用の方法や賃金体系を見直し、
成果主義を取り入れながら年功序列に頼らない
働きがいのある職場の創造が求められる時代。
そんな「新たなステージ」が、
2020年には待っていてくれるかもしれません。
参考: 「労働力人口の動向−潜在成長力への影響について−」
加藤久和(明治大学)
http://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/k-s-kouzou/shiryou/senzaiseichouritsu-4kai/pdf/2.pdf
平成24年就業構造基本調査結果(要約)|
総務省 http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/pdf/kyoyaku.pdf
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150314/Mycom_freshers__gmd_articles_1124.html
マイナビスチューデント
2015年3月14日 13時02分 (2015年3月14日 16時24分 更新)
2020年といえば、東京オリンピックが開催される年です。
どの業界もこの大イベントに向けて大盛り上がりのお祭り騒ぎ……、
と思いきや「それどころではないよ」という声が聞こえてきます。
不安な声の発信源は企業の人事部や経営者。
2020年は、企業に勤める人の25%が
45~54歳になるという労働力人口の予測が出ています。
写真:東京タワーオリンピック五輪誘致
こうなる要因は2つ。
バブル期(1980年代後半から1990年代初頭)の好景気を背景とした
大量採用社員に続いて、1970年代生まれの団塊ジュニア
(第二次ベビーブーム+第一次ベビーブーム=団塊の世代の子供)も
人口ボリュームに比例した人数が入社しているためです。
明らかに他の年齢層よりも人口比率の大きいこの層が、
2020年になると賃金水準のピークを迎えることで、
人件費の増加だけでなくポスト不足に悩まされることになる、
というのが企業の不安を引き起こしているのです。
さらに深刻なのは、彼らが人件費やポストを占領することによって、
若年層にしわ寄せが及ぶのではないかという懸念があることです。
企業も安易な雇用調整に頼らず、
雇用の方法や賃金体系を見直し、
成果主義を取り入れながら年功序列に頼らない
働きがいのある職場の創造が求められる時代。
そんな「新たなステージ」が、
2020年には待っていてくれるかもしれません。
参考: 「労働力人口の動向−潜在成長力への影響について−」
加藤久和(明治大学)
http://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/k-s-kouzou/shiryou/senzaiseichouritsu-4kai/pdf/2.pdf
平成24年就業構造基本調査結果(要約)|
総務省 http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/pdf/kyoyaku.pdf
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150314/Mycom_freshers__gmd_articles_1124.html