内容(「BOOK」データベースより)
ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ―。愛と孤独、生と死に苦悩する若者の内面を森博嗣的世界観で描いた傑作。萩尾望都の名作コミックを森博嗣が小説化。描き下ろしイラスト多数収録。
~*~*~
萩尾望都さんのコミックを森博嗣さんが小説化したものだそうだけれど、私は原作を読んでいないので比較は出来ません。
また、森博嗣さんの作品も読んだことが無いので、森さんの世界というのもわかりません。
それだけに、まっさらな状態で読めたと思います。
まず、読んでいて綺麗な文章だと思ったけど、なぜ舞台が日本?文章から浮かぶ景色は日本とは思えないんですよねぇ。
そしてなぜ渾名で呼び合う必要が?最後までその意味がわからなかった。
登場人物それぞれが語る形式であれば、それぞれの苦悩が描けたのかもしれないけれど、オスカー1人の視点と憶測で描かれているためか、本当のところはどうなんだろうと疑問が残り、結末が曖昧なフランス映画のようで、あまり好きではない、理解しようと思わない内容でした。
文章の綺麗さは心地よい本でしたが、また森さんの作品を読んでみようとは思えませんでした。
ユーリに手紙を残して死んだトーマという美しい下級生。ユーリを慕っていたという彼は、なぜ死を選んだのか。良家の子息が通う、この学校の校長のもとに預けられたオスカーは、同室のユーリにずいぶんと助けられて学生生活を送ってきた。最近不安定なユーリの心に、トーマの死がまた暗い影を落とすのではないか。そんな憂慮をするオスカーの前に現われた転校生エーリク。驚くことに彼はトーマそっくりだったのだ―。愛と孤独、生と死に苦悩する若者の内面を森博嗣的世界観で描いた傑作。萩尾望都の名作コミックを森博嗣が小説化。描き下ろしイラスト多数収録。
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萩尾望都さんのコミックを森博嗣さんが小説化したものだそうだけれど、私は原作を読んでいないので比較は出来ません。
また、森博嗣さんの作品も読んだことが無いので、森さんの世界というのもわかりません。
それだけに、まっさらな状態で読めたと思います。
まず、読んでいて綺麗な文章だと思ったけど、なぜ舞台が日本?文章から浮かぶ景色は日本とは思えないんですよねぇ。
そしてなぜ渾名で呼び合う必要が?最後までその意味がわからなかった。
登場人物それぞれが語る形式であれば、それぞれの苦悩が描けたのかもしれないけれど、オスカー1人の視点と憶測で描かれているためか、本当のところはどうなんだろうと疑問が残り、結末が曖昧なフランス映画のようで、あまり好きではない、理解しようと思わない内容でした。
文章の綺麗さは心地よい本でしたが、また森さんの作品を読んでみようとは思えませんでした。
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