時の栞

何を見て、何を思い、どう表現したのか。
私の欠片であるコトバで綴った、私自身の栞です。

ザ・万歩計 * 万城目 学

2009-06-16 12:27:16 | 読了備忘録
少し前の本ですが、『鹿男あをによし』、『鴨川ホルモー』と読み、著者自身に興味がわいたので読んでみたのですが、かなり面白く、とても心地良いエッセイ集でした。

多角的な視点と洞察力、そして独特の表現と秀逸な文章力。

この人はどうしてこう考えることが出来るのだろうと感心しきり。

使われる言葉には嫌味も卑下もなく、品のよさを感じますし、深く心に沁みこむものがあります。

エッセイを掲載した本がいろいろなので統一感は無いですが、逆に玉手箱のようで面白く感じました。

どの章も良かったですが、第5章マジカル・ミステリー・ツアーが興味深く読めました。


さっそく『ホルモー六景』読んでみることにします。


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