11月14~15日に奥会津五町村の役場観光担当者や関係者と、長野県飯山市にある『(一社)信州いいやま観光局』への視察へ行ってきました。
飯山市役所で飯山市の概要や信州いいやま観光局の取組みの説明。
飯山市は景観を考慮して、高い・派手な看板を設置しない、主要国道沿いには電線の撤去、花を植える、、、etc
飯山市内にある日本棚田百選の一つという“福島の棚田”。
稲刈りの時期はとてもキレイでしょうね。
棚田上部から飯山市の眺め。
奥に見えるのは妙高山や斑尾山で、写真に見える尾根上を長野県・新潟県にまたがって繋がる全長80kmの信越トレイルが整備されているそうです。
映画“阿弥陀堂だより”のロケ地。
ちなみにこのお堂は、撮影用に作られたものだそうです。
信州いいやま観光局が管理運営をしている“なべくら高原森の家”。
ここで行っている体験プログラムは、奥会津でも利用できる内容がいっぱいで参考にしたいです。
夜はやはり信州いいやま観光局が管理運営している“いいやま湯滝温泉”でいいやま観光局の職員との交流会。
料理はほぼ全てが地の物を使っているそうです。
2日目はいいやま観光局が運営している“道の駅・花の駅千曲川”へ。
支配人に色々と説明していただきました。
この道の駅のスタッフは、調理担当を除いてスタッフは全て女性!
そして全員の女性スタッフが欲しい・良いというものを買ってきて、それらを販売しているコーナーが設けられていました。
またここの観光情報コーナーでは、女性スタッフ手づくりの観光案内図が。
四季に応じて、見どころや情報を作り変えているそうです。
cafeスペースでは飯山市内にある全てのお菓子屋さんの名物品を仕入れを行い販売しているそうです。
朝食・昼食も行っているそうですが、市内に数多くある民宿や旅館を考慮し、夕食は提供していないという配慮が素晴らしいですね。
農産物販売所はJAさんに委託しているそうです。
並んでいた商品は値段も安く、かなり新鮮でした。
飯山市には市街地だけでも20ものお寺があるそうで、観光案内人の方と街中あるきを。
ちなみに、この案内人(飯山市民)の登録をしている方は230名!もいるそうです。
街中あるきの最後には、今喜多方市でも展示会が行われている“高橋まゆみ人形館”(ここもいいやま観光局が運営)へ。
人形を見終わった後、今回一緒に視察を同行したS氏は目を赤くしながら「人形見て涙したの初めてだ~」。
その人を涙させる人形を作る高橋まゆみさんにお会いしました。
この人形とエピソードは、全て高橋さんの実体験・生活をもとに作っているそうです。
午後は帰る予定だったのですが、近いということで急遽“小布施町”へ。
ここでも小布施町の観光案内人の方に色々と説明してもらいました。
景観づくりの一環として、信用金庫もビルではなく、瓦屋根+低くしてもらっているそうです。
信号機の脇には待つ間に退屈しないようにと、この地域の昔話が見られるものも。
小布施町とは昔から商業の町として栄え、家々も大きく立派なものが多い。
そこでオープンガーデンとして登録していただいた家には看板を掲げ、誰でも敷地内に入り見られるような取組みを行っているそうです。
以上、長々と書きましたが、1泊2日の信州視察でした。
信州いいやま観光局が運営している施設等(森の家、道の駅、人形館、湯滝温泉、案内人)の職員さんは教育がすごく行われているなと感じました。
一般社団法人信州いいやま観光局という名前ですが、リゾート展開をしている企業ですね。
でも、地域と一緒に取組んだり、地域への還元を配慮している点が素晴らしいと感じました。
そして、すげーなーという取組みばかりでした。。。
参考にできるものは当協会の事業に取り入れたいです。