これまでに作った「つるし飾り」と、その贈り先。

ここ二年くらいの間に、つるし飾りを五つ作りました。
最初は、老々介護になっていた両親のためのものでした。

　　　　

自分が赤ん坊だった頃には、親にメリーを吊るして貰い、
親が寝たきりになったら、今度は自分が吊るしてあげるというのは
どうだろうと、突然思い付いたことに始まります。

縁起物だということは、後から分かったことで、
その時には頭の隅にもありませんでした。

　

作り方を調べるために最初に行ったのは書店です。
見たことはあるものの、何の知識も無く、
かと言って、ゆっくりと習っている時間も取れず
本を見ながら自力で始められるというのは、非常に有難く思えました。

子育て最中で、あまりにも遠方で、
およそ８年もの間、顔も見られない程に親不孝し続けましたが、
作品を三つ目まで見ることが出来た父は、大変喜んでくれました。

メリーのように自動で回ることはありませんが、
回転フックに吊るして、介護者の手で向きを変えられるようにしました。

　　

現在は、母宛てに作っています。

母は最近、前回の小振りなつるし飾りを車に乗せ、
あちこちで、色々な人に見て貰っているようです。
地元周辺では、珍しいもののようです。


そして 母は言います。

　「 こんがらがっちゃったよー！」


持ち歩いたりするからだよー ( ﾟДﾟ)　汚れても、お洗濯出来ないんだよー


　「 どっちが上だか下だか、分からなくなって来たよー！
　 　次を作ってよ！　次！　　お・か・わ・り！ 」


無茶苦茶言うよね・・・　(。-`ω-)　すごいねー