バレンシアGPの翌日から3日間、GPのレーストラックだったリカルド・トルモで行われた。
1日目は、
全セッションを制しながら、決勝レース直前のウォームアップ走行で転倒リタイヤを喫したケーシー・ストーナーは、新型エンジンの理解に集中。1分32秒660の1番時計を記録。
新型M1をテストしたホルヘ・ロレンソとバレンティーノ・ロッシも、1分32秒台に進出。2番手と3番手。
シーズンラストレースを制したダニ・ペドロサは、オーリンズのサスペンションを装着した10年型RC212を初テスト。4番手。
2日目は、
ホルヘは改良型M1で62ラップを走行。51ラップ目には週末のポールタイム(1分32秒256)を突破する1分31秒939の1番時計を記録。
チームメイトのバレは、09年型からの進歩を確認。今年のテストを終了した。
初日を制したケーシー・と5番手だったニッキー・ヘイデンは、2番手と5番手。新体制の下でテストを続けた。
コーリン・エドワーズは病欠。今年最後のテストをキャンセルすれば、新人ベン・スピースは6番手から4番手に浮上した。
ダニとアンドレア・ドビツィオーソは、オーリンズ製のサスペンションを搭載した10年型RC212Vを走行。ドビツィオーソはセッション終盤に転倒を喫した。
ミカ・カリオは、ドゥカティが準備したアルミニウム製の新型マフラーをテスト。アレックス・エスパルガロは走り込みに専念し、今年のプログラムを終了した。
最終日は、
ニューマシンを投入したケーシーは、2日目のトップタイム(1分31秒939)を更新する1分31秒900を記録。1年前のバレンシアテスト、今年最初セパンテストに続き、今年最後のテストも制した。
今年最後のグランプリを制したダニも1分32秒台を突破。0.044秒差の2番時計を記録すれば、ニッキー、ドビツィオーソが続いた。
古巣に復帰したマルコ・メランドリは、初日からスムーズな乗り換えを見せ、5番手に進出。
でやっぱり注目は
最後の250クラスチャンピオンを獲得した博一!
博一は今季所属したスコット・レーシングのサポートを受け、14時20分過ぎに、ガボール・マルマクシが使用したホンダRC212Vでコースイン。
合計40ラップを走行し、1分37秒964を記録した。
「チャンピオンの余韻はなく、気持ちを切り替えました。切りかえたと言うよりも、自然に気持ちが切りかえりました」
「初めてのMotoGPマシンは、自分の中でイメージがなかったので、全てが新鮮でした。一番の違いは、ブレーキング。フィーリングが掴めず、ブレーキポイントが毎周、毎コーナーで変わってしまい、難しかったです。」
「この3日間の目標は、MotoGPマシンのフィーリングを掴み、少しでも攻められるようになることです。」
などコメントを残している。
左)来季はインターウェッテン・ホンダ・MotoGPで参戦
右)チームスポンサーが出資する、スペインのサッカーチーム「RCDエスパニョーロ」所属の中村俊輔と初対面。
最後の250ccクラスに輝いたばかりの青山は、バレンシアのリカルド・トルモで3日間のオフィシャルテストを終了した後、大急ぎで飛行機に乗り込み、バルセロナ空港へ。同クラブ関係者の出迎えを受け、この夏に完成したばかりのスタジアムを初訪問。
到着後、スペイン国王杯(コパ・デル・レイ)の試合直前に、ピッチ上で紹介されると、2万人を超えるファンからスタンディングオベーションでタイトル獲得を祝福された。
VIP席で試合を観戦した後には、クラブ幹部から名誉会員のカードが手渡されたばけでなく、中村俊輔選手と初対面。H.AOYAMAの名前とゼッケン1が入ったユニフォームとチャンピオンヘルメットをお互いに交換した。
今回の祝勝イベントは、青山が所属するチームと中村が所属するチームのメインスポンサー、インターウェッテン(スペイン語ではインテルアプエスタス)が同じであることから実現。
日本じゃ考えられないな・・・
スペインの翌日の新聞でもデカデカと誌面を飾ったらしいです。
けど「ヘルメットとユニホームじゃ、価格的に違いすぎないか?」と思ってしまう貧乏人のオレ(笑
左)1日目6番手、2日目4番手のタイムを出したベン・スピース。ヤマハ勢は2日間でテスト終了。
右)トニ・エリアス車を使用したマルコ・シモンセリは、昇格組でトップタイムをマーク。
左)アスパーMotoGPチーム始動開始の舞台は、チームのホームサーキット。250ccクラス最後の勝者エクトル・バルベラにとってもホームコースとなるリカルド・トルモ。
右)リズラ・スズキのアルバロ・バウティスタは初日スズキGSV‐Rでコースイン、52ラップを走った。
そして来季の新カテゴリーMoto2
前がジョアン・オリベでプロモレーシングから初めてハリス製マシンをテスト。後ろは森脇尚護でグレシーニ・Moto2でMD600を開発テストに着手
来季が気になっているライダー高橋裕紀は
10日にテック3から、来季参戦を予定しているMoto2クラスに、高橋裕紀とラファエレ・デ・ロサを起用することを発表。
この写真はスノーボード乗りとして気になる。
ラファエルはボルコムのTシャツ、裕紀はオークリーのパーカー。
テリエかショーンって感じ(笑
ポンス・レーシングとカレックス・エンジニアリングは6日、リカルド・トルモのパドックで、2010年シーズンにMoto2クラスへ参戦するMoto2マシンを発表した。
初テストとなるシェイクダウンに関しては、「月曜にコースインします。火曜、水曜とテストを続けます。これは我々のプロトタイプ1号車。検証しなければいけません」と、説明。アレックス・ポンスが、共同開発中のMoto2マシンのシェイクダウンを担当した。
そして今季、好成績を上げてオレの密かな注目アジア人ライダーのラタパー・ウィライロー。
FTRを初試乗した。
そしてモリワキのテストライダー森脇尚護が、グレシーニ・Moto2で開発テストに着手。
左)グレシーニ・Moto2はトニ・エリアスも2日目、3日目とマシンをテスト
右)ケニー・ノエスがプロモレーシングから初めてハリス製マシンをテスト。
来年も楽しみ。
そして来年は久しぶりに、サーキットに足を運んで観戦したいなぁ~と思う。
このブログではアクセス数から見てあんまり人気のない2輪レースの記事だけれどこれからも2輪レース普及のため書き続けますよ(笑