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横浜18区コンサート

2022-04-28 | パフォーマンス
おはようございます。

昨日は、みなとみらいの「はまぎんホール ヴィアマーレ」で開かれた
コンサートに行ってきました。
いまだ興奮冷めやりませんので・・・

どうぞ、つきあってやってくださいませ♫

・・・といって、音楽を専門的に学んだわけではない、
ただのピアノ好きの主婦の感想文ですので・・・お許しを!



(横浜銀行本店のビル1階にある、はまぎんホール)



出かけたのは、「横浜18区コンサート」のひとつ

海の見えるコンサートホール「みなとみらいホール」は
ただいま、大規模改修工事中。
その間、横浜市18の各区で、毎月2公演の出張公演が開かれています。

この4月から始まった第Ⅱ期の第一弾が、このコンサートでした。

第Ⅰ期もチケットをとってあったのですが、
ちょうどコロナの波とぶつかって、病気コワイコワイのわたしは
泣く泣く諦めています。




そんなこともあって、今回は、いっそう楽しみにしていました!

まずは弦楽五重奏。
(水谷晃Vn&コンマス 鈴井浩司Vn 多井千洋Va 蟹江慶行Vc
 渡邉淳子Cb)

1曲目の吉松隆「アトム・ハーツ・クラブ組曲第1番 Op.70b」は
コンサートの前に、Apple Musicで予習して
良い曲だなぁと感動していたのです。生で聴くと、もっといい!

とりわけ、第1楽章はドンドンパンパン(と、私には聞こえる)の
リズムwが心地よくて・・・ノリノリでした♫
曲名の「アトム」は、手塚治虫「鉄腕アトム」にもつながるんですって!

余談ながら、大河ドラマ「清盛」(2012年)の音楽も吉松隆さん。

いろいろ言われた大河でしたが、わたしは好きだったなぁ~
あらためて、さっきテーマを聴いたら、「アトム」につながって、
さらに感激♪



2曲目はモーツァルト「アダージョとフーガK.546」。

毎朝ストレッチをしながら聴くのは、軽やかなモーツァルト。
ところが、この曲は「これがモーツァルト!?」と驚くような、
不安な気持ちにさせる曲です。

モーツァルトの最期は、いろいろ悩み多かったと言われます。
そんなことを想いながら聴きました。



3曲目は、お待ちかね♫
ピアノの広瀬悦子さんが加わっての演奏です。
ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58」。

当時のピアノは、音が小さく、オケが入ると、かすんでしまいます。
それを、ベートーヴェンは、オケと対等に掛け合えるよう、作曲で工夫、
ピアノ協奏曲に仕立てたと、されています。

この曲は、いきなり、ピアノの独奏で始まるんです。
ピアノ協奏曲というと、わたしの中でも、
始まりはオケが先導・・・という印象なので、新鮮♫

もちろん、オケと対等となるために、
ピアノは華麗な演奏が求められるわけで・・・
これが圧巻。

もうね~、音が光の粒となって降り注いできて、
身体がその光の粒と共に、天に運ばれていくような・・・
そんな気分でした。

弦楽五重奏ですが、当時のオケは、今のように大規模ではないわけで・・・
ベートーヴェンの時代は、むしろ、こんな感じだったのではないかしらと、
楽しませてもらいました。




アンコールはフェルディナント・リース の作曲による
「夏の名残のばら」。日本では「庭の千草」でお馴染みです。
(リースはベートーヴェンの弟子とのこと)

この曲は、「弦楽四重奏、コントラバス、ピアノのための大六重奏曲」
だそうで、この日のメンバー全員で演奏できるからと
広瀬さんが選曲なさったとか。

そんなエピソードも素敵♫


今日のような小編成だと、演奏者ひとりひとりの音が、
はっきりと迫ってきます。
それが、とっても楽しいんです。

広瀬さんが、最後に「とても楽しく弾けた」と
おっしゃいましたが、あれはご本心だったと思います。
本当に楽しそうに、気持ちよさそうに、弾いていらっしゃいました。

それがわかるのが聴いている側も、心地よくて・・・

東京交響楽団の皆さんとのアンサンブルが
成功しているってことなんでしょうね♫

最近は、Apple musicでばか音楽を聴いていますが
やはり生の演奏は身体中に音がしみこんでくる気がします。

今月は、知人のサロンコンサートもありました。
アットホームな、それこそ、ショパンの頃はかくや・・・という
雰囲気も良かったし・・・

一方で、ホールのコンサートも捨てがたいし・・・
どちらも楽しめ、恵まれた4月でした。
(コロナ禍が落ち着いてくれると良いのだけれど)




昨日は広瀬さんのご演奏に、すっかり魅了されて、
家に帰るなり、ピアノに向かったアタクシです。

音楽を楽しめる時間に、感謝♫


そして、本日もおつきあいいただいた皆様にも感謝、
どうもありがとうございました。

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