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「銘菓」を手作り~旅と本の記憶

2020-05-06 | おやつ
長崎県、平戸の銘菓・カスドース。
平戸を旅した折、老舗・蔦屋さんでお土産にしてから
たちまちファンになりました。

「カスドース」とは、カステラに卵黄をくぐらせ、
糖蜜で揚げたお菓子です。
甘い、甘いっ・・・でも、それがたまりません♫



これを我が家で作ってみました。
なんせカステラは大好物、冷凍したストック↑があります。
カステラさえあれば、思い立ったら、すぐに作れる、お手軽さでした。

(参考レシピ→クックパッド



しかも、ただのカステラではなく、
ちょっと贅沢して「五三焼カステラ」を使ったので
失敗するはずがありませんw

ご本家の蔦屋さんの品と一緒には出来ませんが
それなりに満足できました。

この「カスドース」・・・
たぶん、普通だったら、旅のお土産・・・で終わったのかもしれませんが・・・
実は、ちょっと思い入れがあるんです。



平戸へは、二回旅しています。

2017年秋、二度目の旅の直前に読んだ、
西條奈加『まるまるの毬(イガ)』(講談社)に、カスドースが登場。

江戸の菓子屋を舞台にした時代小説ですが、
第1章が「カスドース」なんです。

平戸藩の秘伝、松浦家で殿様の召し上がれる「カスドース」について、
主人が、あらぬ疑いをかけられ・・・思いもかけない展開に、というお話。



心温まる物語を読みながら・・・
一方で食いしん坊なココロは、疑問符だらけ。
「カスドース」・・・?ワタシ、平戸でいただきましたっけ?

なんと、一度目の旅での記憶がないんです。
たぶん「甘い」と聞いていたので、
当時の私は、「カスドース」を敬遠したのでしょう。

それなら、今度は、絶対にいただかなくちゃ!
2度目の平戸で、早速、蔦屋さんに飛び込んだ次第ですw

(画像はアマゾンからコピペしています)

初めてただいたカスドースは、予想以上の甘さながら、
それがクセになるというか・・・美味♫
かつては殿様のための、お菓子だったと思うと、感激も、ひとしお・・・w

「まるまるの毬」のお菓子ということで、
お土産にした本好き・仲間にも大好評でした。

よくしたもので、その後、横浜そごうや東急・東横店(渋谷)の物産展で
平戸から蔦屋(↓)さんが出店・・・・・・
お店の方との、おしゃべりも楽しくて・・・




もちろん、昨今は、お取り寄せができます。

でも、年に何度か、コチラへいらして下さるなら、
平戸からのスタッフさんと、お話ししたいなぁ・・・
それに、何かを「待ち設ける」時間も、良いのじゃないかしら・・・

・・・と余裕をかましていたら、東急・東横店は3月で閉店。
さらに、新型コロナウイルスによる百貨店の休業に外出自粛・・・
はたして、蔦屋さんに、今年は会えるのでしょうか・・・

今や、お取り寄せを考えるときなのかもしれません・・・
いろいろなことが、これから、ますます変わっていくのだろうなぁ・・・
と、手作り「カスドース」をいただきながら、思うのでありました。



「緊急事態宣言」発令・29日目。

新しい感染者数は減っているとか・・・
自粛の効果があったということですよね
連休最終日、「ステイホーム!」でまいりましょう。

本日も、医療従事者の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様に
心からの感謝と敬意を。
どうか、どちらさまも、我が家も、今日の日を無事に過ごせますように。

◆本日の平戸の画像は、2017年秋に旅した、二度目の平戸です。

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お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
勝手ながら、ただいま、コメントをご遠慮しております。

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