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安土城・信長ゆかりの寺~旅の記憶

2020-05-05 | おでかけ
本日は、2015年秋、京都と滋賀を旅したときのお話・・
先日、PCのDドライブに入っている、古い画像を探していたら、
すっかり忘れていたお寺が出てきたのです。



滋賀県・近江八幡市の摠見寺(ソウケンジ)。
安土城趾にある臨済宗のお寺です。
・・・正確に言うと、現在は、摠見寺の所有地に、安土城趾があるとのだとか。

織田信長の居城・安土城は、豪壮な天守で知られ、
本能寺の変の後ほどなく、火災で焼失・・・
信長のシンボルとも言える、城でしょう。

その城内に、信長は生前、菩提寺として摠見寺を建立しました。
(無神論者のイメージでしたが、近年は、そうではないことも判明)



今(この時期は自粛中)、お寺を自由に拝観できるわけではありません。

2015年の私たちは、通りがかりに
「お寺があるから、ついでにお参りしようか」くらいの
気持ちでしたが、もしかしたら、とても幸運だったのかも・・・

以前、関西に住んでいたこともあり、
安土城は、整備されていなかった頃も含め、このときで三度目の登城でした。



それなのに、一度も摠見寺をお参りしていない・・・

つまり拝観するチャンスがなかったのでしょう。
20015年のこの日は、たまたま拝観日に当たっていたのです。
とても恵まれていたということになります。

そんな大事なことに、5年も経って、ようやく気づいた次第・・・。
(当時はありがたくても、忘れたのかも知れない・・・なんせアラカンw)



摠見寺は江戸時代に焼失し、安土城大手道、徳川家康邸址↑に
今の仮本堂を建てたと、説明されています。

かつて、信長は、安土城内に家臣を住まわせていました。

後の豊臣秀吉となる羽柴秀吉の屋敷(伝)は、城の麓、入り口のすぐそば・・・
一方の徳川家康は客分なので、上の方に屋敷を構えられた・・・
ここから、当時の織田家中の状況がうかがえます。

画像を眺めていて、ようやく、これは、おもしろかったなぁと、思い出しました。



それにしても・・・
本当に、ふらっと、立ち寄ったのだなぁというのがわかります。

というのは、摠見寺の五重塔と二の門の画像が、全くないからなんです!
江戸時代の火災でも焼け残ったというのに・・・・・・
今の仮本堂と違う場所にあるので、気づかなかったのか、何なのか・・・




お茶室では、お菓子とお抹茶をいただきました。
HPによると、ご住職の手作りだとか・・・
ありがたいおもてなしだったんだなぁと、再び、しみじみ・・・

ここに掛けられていたお軸は
織田信長公の肖像、伊藤龍涯「信長公蛇石曳之図」・・・

蛇石と呼ばれた巨石を運ぶとき、信長は自ら陣頭指揮を執った・・・
このことは、記録に残っているのに、
肝心の蛇石が見つからず、安土城の謎の一つなのだとか。



絵を描いた伊藤龍涯についても、詳しいことはわからず・・・

ネットで調べたところ、伊勢神宮・神宮徴古館に昭和8(1933)年、
現・上皇様ご誕生を奉祝した伊藤の絵画「天照大神」がありました。
当代を代表する画家に依頼したとあり、昭和の初期に活躍したことがわかります。

・・・・・・
夫婦二人、歴史好きを自負するくせに、
何をやっていたのか・・・ヌケているなぁ・・・と、
5年前の自分たちに呆れ・・・

ただただ、秋の日に、はしゃいでいたことだけが思い出されました。

若かったのね・・・ww



NHK大河ドラマ「麒麟がくる」、織田信長役は染谷将太さん。

キャスティングを聞いたときは、違和感がありましたが、
始まってみれば、とてもはまっています!
帰蝶の川口春奈さんと並ぶと、このお二人しか考えられないほど・・・

これから安土の城が舞台ともなります。
きっと、そのときも、摠見寺や安土城を懐かしく思い出すのでしょう・・・

ドラマとしては・・・その頃、観るのが辛いだろうなぁ・・・
先を考えると、今から、もう涙が出そうです・・・・

(「麒麟がくる」も撮影中断中、ストックは、6月7日分までだとか・・・ああ!)




「緊急事態宣言」発令・28日目。

感染防止のため「緊急事態宣言」の延長は決まったものの、
これからは地域によっては、モロモロが緩和されていくとか・・・
感染対策をしつつ、コロナによる混乱を収めていく時になったのでしょう。

我が県の知事は「出口戦略が見えない」とおっしゃっていましたが、
その通りだと思います。

みんな、今はガマンと思うから言わないだけで・・・
本当は不安いっぱい・・・個人ではどうにもならないことばかりですから・・・
政府には、「出口」を見据えた指導力を、発揮していただかないと・・・

そんななか今日も現場で働く、
医療従事者の皆様、エッセンシャルワーカーの皆様に感謝と敬意を。
どうか、どなたさまも、我が家も、今日の日を無事に過ごせますように。

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お付き合いいただき、どうもありがとうございました。
勝手ながら、ただいま、コメントをご遠慮しております。

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