今年も、月遅れのお盆とともに、終戦の日がやってきました。
亡き人を想う期間と、平和を祈る日が重なる、
この偶然の不思議・・・。
本日は、この夏の終戦関連番組の備忘録を
お盆のホオズキ画像と共に、アップします。
どうぞ、おつきあいを!
8月、今年も、さまざまなメディアで、
アジア太平洋戦争が取り上げられているところですが、
印象的だったのはNHKスペシャル。
8月8日放送の「そして、学徒は戦場へ」は
10万人が徴兵されたとも言われる学徒出陣がテーマでした。
当時、現在の大学教養・専門課程への進学率は3%ほど。
その中で学ぶ「学徒」は、明治以来、国づくりの理念として、
国の将来を担う人材育成のため、徴兵を猶予されていました。
ところが、戦局の悪化と共に、徴兵猶予は撤廃される・・・
当初、徴兵に反対し、彼らを守る立場だった大学側も、
結果として後押ししてしまった・・・
そこに何があったのか・・・
当時の大学関係者や元・学徒の手記、証言などを元に探る番組でした。
(2020年8月 実家にて)
その過程に、背筋が寒くなりました。
何やら、コロナ禍の一連の騒動を見ているようで・・・
ここでは詳しいことを控えますが、ひとつだけ。
出陣学徒の一人で、のちに九州大学名誉教授となった、
故・秀村選三氏は、生き残ってしまったことで、
自問自答しながら戦後を過ごし、常々言っていたそうです。
「戦争を知らない人たちが勇ましいことを言うんだ」と。
確かに!
今だって、プーチン氏が、ウクライナとの戦争の
最前線にいるなんて話を聞きませんものね・・・
ところで、わたしたち一般人は?
太平洋戦争開戦にあたり、庶民の側にも
開戦を叫ぶ声が大きかったと聞いています。
わたし自身が「勇ましいこと」を言いだすことのないよう、
せめて知識としてだけでも、戦争を知っておきたい・・・
そう思うのです。
(オマケ画像。8月13日早朝、台風上陸前の空に虹が出ていました)
本日8月15日、77年目の「終戦の日」を迎えました。
戦争のない平和な77年は、あたりまえの日々ではなかったなぁと、
あらためて思い知らされる、今年です。
**********************
皆さま、おつきあいいただき、どうもありがとうございました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます