子どもの頃から本が好き。
・・・というか、
本を読むのはゴハンを食べることと同じなので、
もう読まずには居られないのかもしれませんw
一方、さぼりまくって、
先生から破門されたピアノ。
大人になって再チャレンジしたら、楽しくて・・・
今や本とピアノは、大事な時間です。
(冒頭画像は、ブルース・リウさまのリサイタルでの
Fazioli<ファツィオリ >のピアノ♥)
(書影は文庫版。ブクログからお借りしました)
さて、恩田陸『蜜蜂と遠雷』(幻冬舎)。
ピアノコンクールを舞台にした小説です。
本屋大賞と直木賞のW受賞に映画化、
わたしも発売と同時に読んで、即、はまりました♥
作中、コンテスタントは、ピアノ曲に物語を構築します。
つまり、作者・陸さまはピアノ曲と共に、
物語世界を作られているわけです。
僭越ながら・・・
わたしもピアノを弾きながら物語を浮かべていますw
想像力も創造力もあふれる陸さまとは
比べるべくもなく、
ただの凡人なので、自分が読んだ本からの妄想です。
あ、これはあの本(物語)のイメージ・・・
ここは、あの場面よね、ここでは・・・
という妄想三昧。
(書影はブクログからお借りしました.酒井駒子さん♥の作画です)
過去に妄想したピアノ曲と本を
ちょこっと並べてみると・・・
◆クロード・ドビュッシー「前奏曲」(「ベルガマスク組曲」)
→イタロ・カルヴイーノ『梨の子ペリーナ』(BL出版)↑
◆エリック・サティ「ジュ・トゥ・ヴー」
→エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』(白水社)↓
◆滝廉太郎「憾(うらみ)」
→谷津矢車『廉太郎ノオト』(中央公論新社)↓
・・・なんて具合。
最近、よく弾いているのが
(マリコ先生には内緒!)
エリック・サティ「ジムノペディ 第1番」です。
サティは、この曲を、
戦没者を悼む、古代ギリシアの儀式を描いた壺から
イメージしたそうで・・・
それを知って浮かんだのが
村田喜代子『姉の島』(朝日新聞出版)と
浦環『五島列島沖合に海没処分された潜水艦24艦の全貌』(鳥影社)。
『姉の島』は、五島に住む高齢の海女さんが
かつて海没処分された、旧日本軍の潜水艦を悼み
海に潜ると、船幽霊が次々に現われて・・・という小説。
その後、
浦環氏の海没処分された潜水艦の調査レポート↓を
読んで衝撃を受けました。
村田氏の現実と海の世界のあわいをいく、
美しくも神秘的な小説世界と
海に沈む潜水艦の哀しみ・・・
「ゆっくりと苦しみをもって」と
注意書きのある「ジムノペディ」は
海の中を、ゆっくりとたゆとうよう・・・
わたしの中で重なりました。
すでにアップ済みのピアノの会・秋編。
スイーツとお喋りの会じゃありませ~んw
ここで、
このサティ「ジムノペディ 第1番」を弾きました。
弾く前に、『姉の島』と潜水艦について
ちょこっと?語ってから、スタート。
弾き終わると・・・
「本当に海の世界にいるみたいだった」
「サティで、こんな風に感じたことなかったのに」と
皆さんからお褒めの言葉♫
どうやら、ピアノの力不足は、
トーク力でカバーでききちゃったみたいです😉
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長々とおつきあいいただき、どうもありがとうございます。
昨日はバタバタの疲れからか、体調不良、
早めに就寝し・・・今朝は復活!
ブログ関連の諸々が滞り、ごめんなさい。
世界中で「優しい風が吹きますように」
本をたくさんよまれて、
ピアノを弾きながら
物語が浮かべるなんて、
何てステキなんだ(*´∀`*)
…お茶会でも
楽しめていいですよね😆
今日がステキな一日に
なりますように☆★☆
テル
素敵な本と音楽のお話し、素晴らしいです!
本と音楽って本当に結びつきが強いと思っていました。この様に素敵な本をご紹介頂き嬉しいです。読んだ本もありましたが、初めて知る本もあり、探してみます!
サティ、大好きです。CDも持っていますよ。
素晴らしい演奏お聴きしたかったです!なおとも
わたしも自分で記事を読み返してみて
ブログの記事にすると、実際以上に美しくなって恥ずかしいです😳
本もピアノも大好きで、毎日続けていることではありますけどねw
テルさん、お仕事もあと半日ですね、
どうぞお気をつけてお過ごし下さいませ。
コメントをどうもありがとうございます。
あはは、演奏は、ちっとも素晴らしくないんです。
素晴らしいのはトーク力でした!
なおともさんがお読みになった本は・・・と楽しく想像しております。
サティもお好きとは嬉しいです。
坂本龍一さんのフューネラル・プレイリストにもサティの「ジムノペディ」が入っているんですよ。
コメントをありがとうございました ブログ記事を拝読しており、ご病気のことは存じ上げておりました
とても温かいお言葉がけをありがとうございます 嬉しいデス
上手く言葉じゃ伝えられないほどの温かみを感じています
UNIQLOのアソコ見ましたね!👀笑笑
コメントをどうもありがとうございます。
お節介オバさんなので、お恥ずかしいです。
でも、自分がシニアになることなんて考えられなかった時代があるから
今、ちょっとしたことでも幸せなんだなと思えるので、
つい・・・
お元気でお過ごし下さいね♥
ふふふ、見ちゃいましたよ~
今日は清々しい秋晴れの心地よい一日でした。
こんな日はぴあ野さんの様なおベントを詰めて
どこかへ行ってお弁当を食べたくなります。
それにしてもたった一日だったら頑張って作るんだけれどぴあ野さんのように毎日ンぽお弁当作り
尊敬します。
その上ピアノのレッスン、そして読書と丁寧に暮らしていらっしゃるお姿を拝見してわたしもがんばらなきゃ・・・と元気をもらえます。
ご紹介のご本参考にさせていただきます。
蜂蜜と遠来は私も物語を想像しながら一気に読みました。
コメントをどうもありがとうございます。
身に余るお言葉に、もうお恥ずかしくて・・・
ふふふ、お弁当も、今週は、たまたま毎日だっただけで・・・
普段は、そんなこともないんですよ。
ウチの場合、夫はデスクで一人でお弁当を開くので、
どなたの目もなくて気楽。
わたしのお昼でもあるので、作るのも食べるのも楽しみながら続けられています♫
本も目の負担を考え、以前のようには読まないようにしているのですが、
どうしても読んでしまいます。
『蜜蜂と遠雷』は、良いですよね~
陸さまの傑作と、うなりました♥
丁寧な暮らしなんかじゃないんですよ。
もう、放置したままの庭が気になって気になって・・・
あっこちゃんこそ、きちんと毎日を過ごされているなぁと思います。