12・11・7
言葉を入れ替えるだけで…
言葉を入れ替えて、
一言挿入したことで短歌が詠めた。
「知の編集工学」(朝日文庫)の著者松岡正剛氏によると
「編集は人間の活動にひそむ最も基本的な
情報技術」と規定している。
ハガキ文を書く目的で歳時記を眺め、ネタを拾い
ハガキ文に仕立てる。
編集作業を通じて、歳時記に度々触れている。
ハガキ文を書くという目的があり、
更に人の歓びに係る、と云う背景がある。
ハガキにはもう一つ重要な特質がある。
「用のない はがきを貰った うれしい日」(愚頭)
字が上手くても下手でも、文章さえどうでもよく、
ハガキを貰うだけで人は喜ぶ。
人を喜ばせる、特性がある。
慈裕苑の職員によると、認知症
(当時は痴呆症と云っていた)のお年寄りも
ハガキを貰うと、ニッコと笑う。
差し上げたハガキが、
一瞬でも人の歓びに係るって凄いことです。
「無財の七施」財産がなくても出来る施しが七つ。
敢えて「歓びに係る、係わり方が七つ・・・」と、
言い換えると分かりやすい。
笑顔も、優しい言葉も、席を譲るなど細やかな親切も
人の歓びに係る・・
毎月ハガキを差し上げることで、
お年寄りの歓びに係る、
お年寄りの歓びがある種の波動となって、
私たちが浄化され、励まされ、
意欲的になり、向上心が培われます。
目に見えない何か・・・に導かれ、
俳句、短歌、川柳、詩、絵を嗜み、
ミニコミ誌にレポートを書くようになり、
更に更に向上して行ったように思われます。