12・10・20
おじさんが読む赤毛のアン
このブログを始めた当初は
「おじさんが読む赤毛のアン」をテーマに書きました。
親も兄弟もいない、痩せっぽちで顔には雀斑だらけ、
髪の毛は赤い、着ているモノは誰かのお古、
壊れかかった下げ鞄に何か入っている、
それがアンの全財産。だが、
目は輝いている。
「こんなに可愛い女の子はほかにいない!」って
お前のお母さんが言ってたよ……
アンの目が輝いている、
それはアンを支えている
「こんなに可愛い女の子はほかにいない!」と云われた
母親の言葉、と思う。
アンを支えた言葉がやがてアンを取り巻く人々を幸せにし、
アン自身も幸せになって行くことへつながって行く。
おじさんはそうした読み方をしました。
昨年11月に書き始めたこのブログですが、年を越して、暫く経った。
想像力豊かなアンは、
想像することによって道を開いてゆく面があるように思った。
丁度1月末だった。2月1日~3月31日までの60日間、
私も想像してみよう、と思い立って、
偶々凝っていた豆本作り、
豆本用の小説も面白いかな、と思って
豆本小説(1000字前後)を一日一話60日間書き続けた。
そして得たものは、
想像すること、想像したことが目の前の問題、
アンの場合度々のヘマ、に直接関わり合いがなくても
全体として上手く解決する。
想像することが生きる上の大事な力、そのものになっている。
想像するって、自分自身のことから心を、あるいは思いを
解き放つ作用が重要な意味がありそうに思えた。