モジリア

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おじさんが読む「赤毛のアン」

落描き絵地図 落描きスケッチ

2012年10月21日 | 生に目覚める頃

12・10・21

落描き絵地図落描きスケッチ

 

不動産屋……

今は普通の商売、普通の会社

一昔前はやくざな商売だった。

 

その時代に経営していた不動産会社を

倒産させたのです

ですから当然やくざに追われました。

 

その後身を寄せた不動産会社も

やくざな不真面目不動産会社

 

パープーの松ちゃんは

背中に入れ墨がある、だが

営業成績は抜群、とにかくよく売ってくる

 

松ちゃんにはヘンな癖があった

やたらと落描き悪戯描きをする

 

私の経営していた不動産会社にも

そう云う男がいた

風采は上がらない 姿勢はよくない

だが、よく売ってくる

彼も落描き悪戯描きをする

 

試してみようと思った

 

駅から現場まで落描き絵地図を描いた

 

歩道の真ん中に電柱がある

30万円即融資の張り紙

バナナ一山120円

 

落描きを地図に描きこむ

 

現場では落描き程度のスケッチ

 

ゴミの山、草ぼうぼうの様子も

落描きに織り込む。

 

落描き絵地図、落描きスケッチを

私は度々繰り返した

 

この物件はこうしたら……

などと

次々にアイデアが浮かんでくる

そして

 

商品づくりに係るようになった

プラスアルファーの利益が

得られるようになった。

 

売り上げが増えるに従って、

やくざの取立ても一段と厳しくなる。

 

親分と数人のやくざに取り囲まれた

 

儲けようと思ってやった商売

見込み違いがあって倒産

 

あなた方だって

私を通じて儲けようと思ってやった商売

やっぱり見込み違い!

見込み違いで儲けそこなった!

見込み違いはお互いさま

5分と5分じゃないですか・・・

 

親分はしばらく腕組みをして考え込んでいた

 

しばらくすると、

「よし!分かった!こっちの手は引く!」

「お前もがんばれ!」

あっけなく やくざと縁がきれた

 

あの落描き絵地図 

落描きスケッチ

ものを見る

ものが見える始まりだったような気がする

 

落描き絵地図落描きスケッチは

強く生きたい!

強く生きよう!とおもった始まりだった

 


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