震災・津波そして原発事故。
平静は装っていますが…未曽有の災害は心の奥底に重くのしかかっています。
店や家が壊れた訳でもなし、まして津波の被害や避難地生活をしている訳でもない。
それだけに・・・日が経つと共に、生々しい惨事の様子が報じられるのを見聞きするにつけ
被災報道に涙が溢れ心が痛む。 言葉の発しようが無い。。。
私の心に虚無感と喪失感のような物が去来していて、発信と言う気持ちに至らずにおりました。
本来・・・人は生きる為に生まれてきています。 頑張って復興再建することは信じております。
しかしながら、原発事故の問題は・とてつもない試練を(苦しみ)を与えております。
さらに放射能の被害で、わが店の原点である「飯舘村」までが警戒区域で全村避難に落ちいってしまい、豊かで美しい筈の村が最悪の状態に追い込まれています。
事故が起きたとき周辺にどのような影響が出るか、「すばやく予測」するシステム緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム「SPEEDI(スピーディ)」。 この予測によれば早い時点から圏内に入っていて・・・一番早くに避難するべき地である筈なのに、この危険な地に「南相馬の人達が避難していた」・・・誰が聞いても怒ってしまいますよね。
本来なら今・・・行楽(山遊び)に最適な季節です。
我が故郷はどうなってしまうのでしょう???
さりとてこれと言った手立てを打つ方法もなくただ成り行きを見守るばかり。
福島大学の研究機関で、山岳部の雪に含まれる放射能を測定したと報道がありました。
ニュースによれば、東吾妻山と箕輪山の残雪から基準値超えのセシウムが検出されたようです。
このことから・・・上空1300mの高さで放射能物質が拡散したのではと予測。
そしてそれは、同心円ではなく風向きによって拡散と言う見解の大きな資料となるであろうとの事でした。
自主避難を考える人たちも多くなっているように思います。
優しい気持ちで”安心”の日々を暮らせる日が早く訪れる事を願って止みません。