もめん亭の部屋

♪♪ようこそのお運び有難うございます♪♪
皆様との「一期一会」お待ち致しております。 

時間の共有

2007-01-20 23:59:19 | Weblog
今朝、① 阪神大震災その後の12年・・・と
   ② 新日本紀行、浅草・人情通り「人を育て守る街」を見ました。

①は大学生の息子さんを亡くされたお母さんの生き様。
②は数十年浅草寺を訪れる人々を撮り続けておられる写真家の方を通しての
 人間味ある浅草の歴史と風景。

①のお母様はある時、大学生の息子さんに手紙を貰いました。
 「自分のお母さんであってくれた事にアリガトウ」
 「自由に翔ける翼をアリガトウ」
 「自分は生きている限り翔き続けます」・・・と言った事だったかと。
  (お年頃の私は、記憶力がはなはだ低下)
然し、震災で息子さんは帰らぬ人となってしまいました。
数年は、亡くなる事を予知したかのような息子さんからの手紙を「不憫」・・と
思っておられたようです。 ・・が・・TV でこの事が紹介され
各地から、励ましや生きる勇気を貰ったとの手紙をもらい
その縁での交流が深くなるにつれ、
自分を励ます為の手紙だったと思えるようになり
今では近くの教会で200人も集まるほどの偲ぶ会(励ます会)になっている
のを知りました。

②は浅草寺境内で人物写真を撮り続けておられる写真家の方と街の様子、
浅草の人情、歴史を継承しなければいけないと言った方たちの係わり合い。

この中で「時間の共有」と言う言葉を聞きました。

私は「袖触れ合うも多生の縁」とか「一期一会」と言う言葉を
知ってはいましたが、縁あって話をしたり行動を共にしたり・・・と言う事は
生きている時間を共有しているのだと言う実を知りました。
こうして日記を書いている時も、見ていただける皆様と・・・
同じ時間を共有しているのだな~と実感しながら。。。





いろいろな意味での「平和」

2007-01-12 12:56:25 | Weblog
コメントを戴きました。
楽しめました (江戸の粋人) ・・さん(2007-01-10)の適切な表現に・・・
表記事で皆に読んでもらいたいと思い書かせていただきます。
(江戸の粋人さん勝手に使ってごめんなさい)

貧乏ながらも高潔なばあちゃんと、それを素直に受容れる(感性を持った)少年が、愛情と尊敬そして強い信頼関係で結ばれている。
これが本来の「教育」の姿なんですね。
家族、ご近所など少年を取り巻く環境至る所に、先生が居て生徒がいる。
この理想的な教育環境の背景には、「日本の文化があったことを見逃してはいけないのだろうね。
ばあちゃんの品性や素直な少年の気持ちを作り上げた土壌は、畏まった「教育」ではなくて、時代・地域が持っていた「文化」だったような気がします。

以上のコメントを戴きました。
私たちの育つ時代は、隣近所が助け合い、
家においては子供なりの役割分担があり生活が成り立っていました。

この昨今の時代背景の中、ささやかながら良い文化の継承を語り継ぐことの
意義を、充分感じながら一人でも二人でも後世のため耳を傾けてくれる
人が増えてくれ、また豊かな心の時代の来たらん事を願うのみです。




遅ればせながら・・・

2007-01-06 14:15:35 | Weblog
明けましておめでとうございます。

好い事の伝達はなかなか知らしめられず
悪い事(不幸な出来事・・本当は全国的になど知らせなくて良いこと)が
ドンドン報じられることに「?」を感じております。

4日のTVで「佐賀のがばいばあちゃん」を見ました。
なんと心豊かで、思いやりのある人たち・・!!

内容は、戦後まもない広島で原爆症の父親を亡くしたお母さんが
働く為に、佐賀の祖母の家に少年を預けると言う”島田洋七さん”の物語でした。

かなり古い家で一人暮らしをしていたおばあちゃんは、働き者です。
でも・生活は楽ではありません。
夜遅く、広島から長旅で到着したばかりの明広を迎えた祖母は、
一言「ついてきんしゃい」。戸惑う明広(劇中の名)を、
粗末な離れの小屋に連れていきます。
「明日から明広がゴハンば、炊くとやけん、よう見ときんしゃい」と、火吹き竹を

こうして、明広とばあちゃんの暮らしが始まりました。
朝4時、ばあちゃんに起こされ、ご飯を炊く。  ・・・次には
家の裏に流れる川に行き、水面に張った棒に引っかかっている野菜を集める
(上流の野菜市場から売り物にならない曲がったキュウリや野菜の切れ端)
「川は、うちのスーパーマーケット」と、ばあちゃんは笑う。

大好きな母に心配させまいと明広は必死に頑張る。
ある時、友達と一緒に剣道を習いたいと頼むと、
ばあちゃんは「金がかかるなら、やめときんしゃい」・・
それでも、どうしてもスポーツがしたい明広に、出したばあちゃんのアイデアは

走りんしゃい」。
「走る地べたはタダ、道具もいらん」という訳だ。半分騙された気分だったが
それでも毎日、運動場を走り続け、ついには学校で一番速いランナーに!!

中学で野球部・明広はキャプテン。
ばあちゃんが大喜びで、夜中に1万円を持ち「一番高いスパイクを下さい」と
2500円が一番高いと言う店主にそこを何とか・・・と
孫の晴れ姿のために・・心から嬉しさを表現するシーン。

また、水道料の集金員の人が
「水は飲んでおりません」・・・「そうだな・明広」
と言われ首をかしげる明広に
その心をくみとり、集金をせずに帰るシ-ン。

運動会の日に、明広には家族が来ず、貧しい弁当を知っていて
お腹の調子が悪いと、
・・さりげなく・・自分の弁当と取替えてくれた担任の先生。

とにかく、こんなに心豊かな作品はもっともっと多くの人の目に
触れて欲しいし、自分たちもさりげない思いやりのある人になれるよう
心の貯金が出来たら、み~んな幸せで暮らせるのでは・・と