ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

GW帰省-2.藤七温泉-

2017-05-27 08:50:52 | たび・現実逃避
朝の送迎バスにて花巻駅へ、そこからは電車移動で盛岡駅へ。

盛岡駅からはまたバスに乗って八幡平へ向かいます。


(車窓から。牧歌的な風景と雄大な岩手山)


(八幡平に近づくとこのとおり、雪景色です)


(両側が雪の壁!高い!分厚い!)


標高1,614mの八幡平、山頂付近1,400mに位置する温泉宿、『藤七温泉彩雲荘』到着です。




(雪に埋もれてたのをここだけ掘りだした感じ)


(質素ながら清潔な室内。外がやたら明るいのは雪のせい)


(ロビー?にはストーブ。窓の外の雪の深さよ)

ここの温泉は東北最高地にある秘湯。

秘湯とはいえ、道路に面してるから秘めてる感じはなく、


こんなにオープン!

(この開放感はどうでしょう!道路から丸見え!!
こんな温泉が大小10個くらいあります)


藤七温泉彩雲荘は1年の半分は雪のため閉館します。
下界から八幡平へ続く道路が閉鎖になるのです。

4月29日に開業したところですって。
今年まだ3営業日めですよ。

そんなだから雪の影響があちこちに残ったまま。

建物内部も傾いており、
廊下は斜めで歩くにくいし、扉もなんだか開けにくい。

内風呂を出て露天風呂へ続く通路(すのこや緑の敷物が引いてあるところ)は、
以前来た時には囲いがしてあったのですが、
雪で破壊されたのを再構築するのがまだできていない。


(だからこんなに開放的!隠しごとナシ!全部見せます!)

これは入るのにちょっと勇気いるなあ。

と、内風呂にこもっていたならば、

ばーん!

と、外から男性が飛び込んできました。


内風呂から露天風呂へ出たはいいけど、
戻る段になって男湯と間違えて飛び込んだもよう。

雪で外れたのか、
露天風呂側から見えるはずの男湯、女湯の看板がないまま。

外は髪がパリパリになるような寒さですし、
急ぎ足で勢いつけて戻ってきますからね。

もちろん双方とも全裸です。

私はお風呂に浸かってましたけれど。

看板だけでも早くつけてくれないと、安心して湯浴みができないよー。

バスタオルを巻いて外へ出ましたが、
通行する車からの視線が気になり落ち着かない。


氷点下の夜は道路が凍結するので午後5時でゲートが閉鎖されます。
晩ごはん後にもう一度ゆっくり入ることにしました。

恥ずかしがるお年ですか?
誰も見たいなんて思ってませんよ、と言われそうですが。

むしろこの年齢になったからこそ恥ずかしい、見ていただきたくないのです。
若い頃は明るい混浴露天風呂だって入ってましたよ。
でもいまは、
見苦しいものを見せてはいけない、
世間さまに迷惑をかけてはいけない
って謙虚な気持ちなのです。


(晩ごはんはバッフェスタイル。珍しい山菜が盛りだくさん)


(きりたんぽ。八幡平は秋田県との境にあるのです)

夜遅くにまた露天風呂へ。
シロクマ相方以外、誰いませんでした。

段差も多けりゃ滑りやすい。
灯りも乏しく、足元が薄暗く、
たどり着くのまでがひと苦労。

また一度入るとね、
寒さで出られない。
ヒョーヒョーと冷たい風が吹きすさび、
まわりは深い深い雪ですよ。

↓イメージ的にはこんな感じです。

(地獄谷温泉のサル!画像はお借りしました)


でもね、

底にきめ細かい灰色の泥が厚くふかふかに溜まった白い温泉は、
いままで経験したことのない感触で、
お肌もつるっつるのすべっすべになるのですよ。
ここに来たら絶対入ってほしいです。


(ずいぶん登ったところにもいくつかあるのですって。
もちろんハダカで向かうのですよ)

たくさんある温泉は湯加減もさまざま、
底のあちこちでポコポコと温度が不安定なお湯が沸いてきているので、
よい湯加減の温泉の、心地よいスポットを見つけるのが大変難しい。
(しかも日により時間により、そのスポットは変化する)
そしてここに至るまでもなかなかの道のり。

藤七温泉、野趣あふれる、そして難易度の高い温泉ですね。


翌朝早くに内風呂へ。


(朝ごはんもバッフェ。もりもり食べます)

食後は上の写真の露天風呂とは反対側にある絶景がのぞめる男女別露天風呂へ。

(雲に隠れちゃってるけど、岩手山が一望です)

冷たい強風でハダカになる勇気なく。

誰もいないので足湯を楽しみましょうかね。


(極楽、極楽)

シロさんもいかが?

今回ももちろんシロさん(の首輪と遺毛)も連れてきています。


(ふだんはジップロックに閉じこめているシロさんを開放)


(雲の合間に岩手山の山頂が!)

さすがにシロさんを温泉に入れることはいませんでしたが、
風景と匂い、雪の感触だけでも楽しんでくれたかな。

ハスキー系のシロさんは雪が大好きな犬でした。


さあ、盛岡へ戻って、宮古へ向かいましょう。


ご覧いただきありがとうございました。

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