ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

エレファント・パレード

2012-01-31 21:14:42 | Singapore/外出&食い意地
昨日に引き続き、
いまさらですが、もうとっくに終わったイベントのレポを。
いまさらレポシリーズ、ですね。
 
シンガポールで去年の11月くらいからかな、
突如として街のあちこちにゾウの像があらわれまして。
 
観光地、ショッピングモール内、オフィスビル内、博物館や有名ホテルの前…などなど。
 
何なのかわからないままに、かわいいから写真を撮っておりました。
観光客やシンガポーリアンも、同じような反応。
私と同じように、何なのかわからないままのひとも多かったのでは。
 
後日、それがアジア象保護プロジェクトの一環だとわかりまして。
プロジェクトの名前はエレファント・パレード
 
きっかけは、モーシャというタイの女の子ゾウ。
彼女はミャンマーとの国境で地雷を踏んで病院に運ばれ、
そこで手当てを受けて、足は失ったものの、徐々に元気に。
このプロジェクトは、
彼女の義足を作るためにお金を集めたのが始まりとなって生まれ、発展したものだそう。
モーシャは世界初の義足をつけたゾウなのです。
「星の子モーシャ」っていうタイトルで絵本もあります。
 
   
 涙を浮かべた他より小さいこのゾウがモーシャ。右が本物のモーシャ。
 
 
ゾウのオブジェの作り手さんも、芸術家から企業から様々です。
2007年のロッテルダムを出発したゾウたちは、世界巡業の旅を続け、ついに2011年、シンガポールに上陸。
(正確には、開催国でオークションにかけられるため、次の国では新メンバーみたいです。)
街のあちこちで活動しておりましたが、
この国での活動も終わる今月のはじめ、ボタニックガーデンに集結したのです。
 
最初、あちこちにいるゾウを探索することも考えたのですが、
その数、162頭と知って、その日を待つことに。
 
クラスメートも誘って、ボタニックガーデンへ。
 
  
 
162頭もいるし、アジア象保護プロジェクトだというのですから、
何かしら展示に意匠がこらされているものと期待したのですが…
 
遠めに見ても、並んでいるだけでした。
  
ずらりと。
     
ただずらりと。
          
ただただずらりと。
               ←はぐれて後ろ向きなのが一頭います。
 
このへんのおおらかさが、シンガポール。 
一応あっさりした説明パネルはあったものの、それ以外のパネル展示なんかは一切ナシ。
 
    
 
私は、つたない英語でクラスメートたちに説明しましたが、
みなさん、なんでゾウなのかわかるかなあ。 

 

こちらはグッズコーナー。協力したくとも、高すぎて手も足もお財布も出ず。
 
ゾウたちはいずれ劣らぬ個性派ぞろい。
 
   
 
        
   
   
 ←友人が好きそうなネコゾウ   ←無印良品だゾウ
   
 
   
  
Guysに人気だったのが、こちらのゾウでした。
     怖いよう。
  
これもよく見るとコワイ。  
 
こちらがGirlsに人気のゾウ。上になんか乗っかってます。
  
 
シンガポールっぽいゾウも。
       ←マーライオンゾウ ←シンガポール地図ゾウ
 
もはやゾウとは思えない方も。
      こんなひと、いそうだなあ。
 
私のお気に入りはこの華麗な蝶々模様と陶器みたいなさわやかなのと…
   
           ドリアンゾウ!!
ああ、ゾウになってさえ、麗しくておいしそうなドリアン!!
 
 
さて、なんで今回レポがこんなに遅くなったのかというと、
あまりに写真を撮りすぎて、整理するがイヤだったから、です。
 
それほどたくさんの個性派ゾウたちがこの先どこに行くのかわかりませんが、
売られてシンガポールに残る方も、旅立つ方も、どうかお元気で。
 
これからも行く先々で歓迎してもらって、いっぱい関心とお金を集めて、
人々の意識が高まり、なかまたちを救えますように。
 
   犬も応援してるよ! 

チャイニーズガーデンでニューイヤー

2012-01-30 21:55:18 | Singapore/外出&食い意地
チャイニーズニューイヤーからすでに1週間経つのですね。
早い。
 
その1週間前のお話をさせてください。
 
祝日の2日目にシロクマ相方が言い出しました。
「火鍋が食べたい!」
 
ご飯を作らなくてもいいのはうれしいので、近所の火鍋のお店に出かけました。
        このお店の火鍋は満族(満州族)のものらしいです。
 
材料は好きなだけ、自分で取ります。
カニやえびも。写ってないですが、肉類や麺類も豊富です。
      よくわからない食材もいろいろ。
 
タレも自分で調合します。どんな味なのか不明のタレもいろいろ。
  特に手前左の濃いピンクのやつ。
 
相方がいない合間に撮った貴重な写真。
彼は私がカメラを持ち歩くことをこの上なく嫌っているので、同席中は撮れないのですよ。
 
 
火鍋はひとり$25(約1,500円)でした。
それなりにおいしかったですが、
ケチで食い意地の張っている私は食べ放題だとどうしても食べ過ぎるので、リピートは遠慮したいです。
 
 
食後、近所のチャイニーズガーデンに行きました。
チャイニーズニューイヤーというくらいだから、チャイニーズガーデンもなにかやっているだろうと。
元旦に引き続き、どこまでも単純思考。
 
いつもは入場無料なのに、この時期、有料なのだとか。
ランニングで何度か園内を走ったことがあるけれど、お金を取れるようなものでは…。
だけど最近あたりがにぎわっているので、
きっとお金を払っても入る価値のある何かがある、ということでしょう。
 
入場料はひとり$6(約360円)でした。
  
入ってすぐに後悔しました。
下調べ、しておくんだった、と。
どうもランタンにお金がかかっているようです。
ねぶたみたいに夜、明かりを灯して楽しむやつです。
真昼間に来た私たちって…。
でも意外に混んでいるので、昼間来ても楽しめるのかな。
 
  巨大ランタン。三国志あたりかな?
 
干支。
   
 
        どの子もカワイイ。
 
    竜。
 
 
こちらも巨大なランタン。
 
小さな遊園地。
   トーマス?
 
 
ほのぼのとひなたぼっこ。
   とかげだってひなたぼっこ。
 
 
お金のなる木。リボンの部分に願い事を書いてぶら下げるみたい。
 
マンゴーの林。あたりには実がいっぱい落ちていました。
           マンゴーアレルギーの私にとっては危険地帯。
 
盆栽の展示。
    盆栽も南国だとブーゲンビリアだ。
 
こちらの松(?)は日本にもありそう。
     
よく見るとこの松(?)、ハエ取り紙を背負っておいででした。斬新。これは日本にはない。
                         
 
 
   
あちこちにラッキーアイテムのみかん。でも、あちこちもぎ取られまくりのみかん。
 
   遠くからでも見えるシンボル的な塔。登れるみたい。 

 

チャイニーズガーデン、
とびきり楽しめるわけじゃないですが、ほのぼのしてよかったです。
 
といいたいところですが、
「これで6ドル!?」
と、怒りをあらわにしては、相方になだめられていました。

やっぱり、ランタンは夜見なければ。

でも、食後のいい散歩によかったのは確かです。

あちこちでにぎやかな音楽が大音量で流れていたのが、年寄りにはしんどかった。
またね、曲が違うのに、音があっちとこっちでかぶってるから、つらい、つらい。
 
 
 
公園の前は原っぱです。
こういうところだと、日本では草野球なんかやってそう。

こちらでやっていたのは、クリケットでした。

     さすがイギリスの植民地。
 
シンガポールのほのぼのとしたお正月風景を、1週間も経ってから、お届けしました。
 

ケニアの豆料理、ギゼリ

2012-01-29 01:53:53 | Singapore/おうちで食い意地
ということで、昨日に引き続き、ケニアの豆料理、ギゼリのご紹介です。
 
いつも大体で作っていますが、毎回おいしいので、大体で大丈夫。
その大体レシピをご紹介します。
 
材料が夏野菜なので、日本の方は今年の夏にでも。
4人家族でもたっぷりいただける量ができます。
相方がいうには、ビールがあうらしいです。
写真は、乾燥ひよこ豆をあきらクン(圧力鍋)にふっくら戻してもらって作ったものです。
 
《材料》
豆(戻したもの)2カップくらい(適当でOK)
*豆はインゲン豆(キドニーや白いんげん)、ひよこ豆がおいしいです。複数使っても。
 乾燥したものを戻して使ったほうがおいしいですが、缶詰でも。
とうもろこし     1本
トマト        2個
タマネギ       1個
きのこ(干ししいたけ、エリンギ、オイスターマッシュルームなど) 適量
ニンニク       1、2かけ
干しえび、干し貝柱  それぞれひとにぎり
白ワインまたは日本酒 50~100cc
オリーブオイル    大1~2
塩、コショウ、お好みのスパイス
 
 干しえびと干し貝柱はなんでもおいしくする魔法の素材です。
 
   ヒマラヤの岩塩。ピンク色でほんのり甘い。シンガポールでは500gが驚きの$2(約120円)。安い!
 
《作り方》
1.
干ししいたけは水で戻し、半分に切ってから千切りに。戻した水(1カップくらい)は取っておく。
(他のきのこを使うなら、なくてもOK)
干しえび、干し貝柱は水2カップ(干ししいたけを使わないなら3カップくらい)に浸しておく。
にんにくとタマネギはみじん切り。
トマトは数ミリのさいの目に(形がなくなるので大雑把でOK)。
とうもろこしは実を包丁でそいでおく。
きのこ類も小さめに切りそろえる。
 
2.
フライパンににんにくとオリーブオイル大1~2を入れて火をつけ、香りが出たらタマネギをいためる。
タマネギが透明になったらとうもろこしと豆、トマトを加え、きのこ類も加えていためる。
        
 
3.
適当なところで干しえび、干し貝柱を戻した水ごと加え、あれば干ししいたけの戻した水も加える。
白ワイン(または日本酒)を加え、塩、コショウ、お好みのスパイスで煮込む。
塩は小1/2~小1くらい。塩の種類や干しえび、干し貝柱の塩分にもよるので、加減してください。
コショウやスパイスは仕上がりに加えても。
スパイスは、バジル、マジョラム、タイム、ローズマリーなどの乾燥したものを使ってみました。
 
       できあがり。豆好きの私には食べだしたらもうどうにも止まらない味。
 
薄味にして、おなかいっぱい食べて、ご飯をいただかない、というのがわが家のギゼリの夕食。
ケニア料理はみんな素朴でしたが、おいしい野菜がたくさん食べられて、大好きになりました。
また機会があれば、他のお料理も紹介します。

中国式にイギリスの缶詰を開けてケニア料理を作る。

2012-01-28 22:24:18 | Singapore/おうちで食い意地
期限が2月末という撤収命令が出てからというもの、
日本から持ってきたり、機会があったら買い込んだりしていた貴重なマクロビ食材を、
おしげもなく使うようになりました。
 
この日は、豆の缶詰を消費することに。
メニューはギゼリです。
 
ギゼリというのは、ケニアの豆ととうもろこしの煮込み料理で、日常的に食べられていました。
地方や部族によって、使う豆や野菜、とうもろこしがむいてあるかどうかなど、微妙に違っていました。
それでいうと、舌で覚えた私のギゼリはカンバ族とキクユ族のミックスということになるかと。
素朴ながら、豆ととうもろこしがしみじみとおいしくて、その味が忘れられず。
帰国して自分で作るようになってから、わが家の定番メニューに仲間入り。
どんどん進化(退化?)していって、もともとのギゼリからはずいぶん変わっちゃいましたが。
 
さて、主役の豆ですが、この日使ったのはイギリスのオーガニック食材の黒豆の缶詰。
こういった食材、自分で料理はしないシロクマ相方が時々買い込んでくるのです。
彼が他に買うものは、お酒とそのアテになりそうな食材と、ドリアンだけです。
 
が。
 
この缶詰、かっぱ~んって開ける缶切り不要タイプじゃない
 
もしもし、わが家に缶切りはないですが?
 

  上にも下にもプルトップがないこの缶詰、どうやって開けろと? 

マクロビ暦35年を語る相方指導によるわが家のマクロビ。
マクロビでは缶詰も避けるらしいというので、私は買わないです。
だから、缶切りがなくても不自由もないのです。
 
でも缶詰を買うんだったら、缶切りのことも考えようよ。
そのあたりを確認もしないところが、男のひとの買い物だなあ、と。
 
 
お正月中だったので、お隣さんに借りに行くのもはばかられ、
かといって、商店街もみんな営業していないに決まっているし…。
 
そこで思い出したのが、中国の方のやり方。
中国では、缶切りがなかったら、缶詰に十文字に包丁で切込みを入れて開けるとか。
なんと大胆不敵!
その諦めなさと強引さが、That's China!
 
そんなことすると包丁の寿命を縮めるでしょうから、
日本から持ってきた私の大事な包丁は使わず、
相方がこちらで買って、まったく使っていない中国包丁を使ってやってみました。
 
 これも2月末で処分するから切れ味が落ちても悔いナシ。ごめんね
 
ガン、ガン、ガン!
なたで薪を割る要領でやってみると(子ども時代にキャンプでやった)、
 
できました。
 
  
 
なんとかなるもんですね。
 
 
中身の黒豆は、さすがイギリス!
 
どろんどろんに煮込まれていました。
 
  まるでおぜんざい。
 
もう一缶あるので、日本の煮豆を作ろうと思っていたけれど、こんな粒あん状態じゃあ無理だわ。
 
できたギゼリですが、美味だったのですけれど…
今回のものはビジュアル的にとてもおススメできません。
               どこまでも食欲をそぐ、この毒々しくもまずそうな色合いはどうよ。
 
でも本来のギゼリは、といっても私のはずいぶん変化していますが、
コンソメなどを使わなくても、自然の素材だけで本当においしいので、力いっぱいおススメできます。
 
長くなったので、レシピは明日ご紹介します。

初めてのお直し依頼

2012-01-27 22:23:07 | Singapore/日々の暮らし
マラッカで買ったジーンズ、
いつもお世話になっているクリーニング屋さんで丈をつめてもらいました。
 
  
 
シンガポールではサイズがあわない服を買うときもそのままで、
自分でひいきのお店に持っていって直してもらうみたい。
 
個人経営のクリーニング屋さんではたいていミシンが置いてあって、お直しや仕立てもやっているところが多いです。
    いつもお世話になっているクリーニング屋さん。無愛想だけどわりと親切。
 
日本みたいにどのくらいの長さがいいか、お店のひとの前で着てみて決めることはできないので、
自分であらかじめ丈を確認して、折り目をつけておきました。
 
お店では折り目を示して、
「このくらいになるようにつめて」、ってお願いしました。
 
「お願いした位置が仕上がりの寸法であって、
ジーンズをその位置で裁断して欲しいわけじゃないからね」って何度も念押し。
 
日本では当たり前のことでも、海外でもそうとは限りませんから。
 
例えばこれは聞いた話ですが。
中国でストライプの生地を買って仕立て屋さんでスーツをお願いすると…
前身ごろや、袖、ポケットなど、ストライプが縦だったり、横だったり…転々ばらばらになったとか。
それではまるで漫才師。
どこにも着ていけません。
 
私の場合、最悪でも短くなるだけとはいえ、
好みの丈でないものはそのうちはかなくなるに決まってます。
根がケチだから、安くで買ったジーンズでも無駄にはしたくなくって、
お直し依頼を決断するまでずいぶん考えたのですよ。
 
 
1週間して、シロクマ相方のクリーニングともどもいただきにあがりました。
 
彼のスラックスもポケットのほころびを直してもらえるように依頼してありました。
それはその場でチェックしました。
お直し用の生地がないのだから、荒い仕上がりにも文句はいいません。
     荒い…。
ジーンズもその場でチェックしたものの、
長さまでは確認できないので、どきどきしました。
          糸の色はOK!
どきどきのまま帰宅して、
急いではいてみると、満足行く仕上がりでした。
                 
 
よかった。よかった。
 
暑い、暑い、シンガポールですが、
室内は異常にエアコンを効かせるので、まるで冷蔵庫。
フルレングスのジーンズは意外に出番が多いです。
 
さて、いつもお世話になっているクリーニング屋さんですが、
今月は3回行って、たまたま3回ともドリアンを買った帰りに寄りました。
毎回ドリアンを下げているものだから、
最初こそ、「ドリアン、食べられるの?」と店主のおじさんにおもしろがられましたが、
2回目は、「またドリアン買ったの!?好きなんだねえ!」とあきれられ、
3回目は、「そんなにしょっちゅう食べてて大丈夫?おなか壊すよ」と心配されました。
なんでも、水をたくさん飲まないと胃をいためるんですって。
食べ過ぎると夜寝付けなくなるし、ドリアン、難しいくだものですね。