土佐写ん歩♫

「私と桃里麻鈴のしあわせ色」から改名しました。
どうぞよろしくお願いいたします。

未来と歴史が交錯する梼原町①

2021-12-18 | 西部(高幡・幡多)

 

梼原町

ユスハラチョウと読みます。

 

環境モデル都市に選出されており、

日本を代表する建築家 隅研吾氏による、地元の杉材を使用した建築物は

四国の田舎町とは思えない、すばらしい街並みを築いています。

未来の都市建築の在り方を問う、環境に配慮した美しい町、梼原町です。

 

その一方で、

坂本龍馬が脱藩し、その後に多数の維新の志士達が脱藩した土地としても有名です。

そのルートは「維新の道」として残り、歴史的建造物や資料が多々残されています。

 

そして、

国の重要無形民俗文化財に指定されている津野山神楽は千年以上の歴史があります。

 

 

未来と歴史が交錯する梼原町を、写してきました。

 

 

 

「梼原町総合庁舎」

隅研吾氏による設計です。

梼原町産の杉材を使用した、温かみのある庁舎になっています。

駐車場は、観光客に開放されていて無料です。

無料・・・、なんて良い響き

 

 

 

 

「ゆすはら座」

大正時代のモダンな建物で、芝居や歌舞伎や映画上映など、町民の娯楽を担っていた建物です。

桟敷席や花道も備えているそうですが、残念ながら扉は閉まっていました。

 

 

 

 

「掛橋和泉邸」

家財を投じて志士を援助した掛橋和泉の屋敷です。

藁ぶき屋根の、立派なお屋敷でした。

 

この囲炉裏を囲み、夜遅くまで時世の話が尽きなかったでしょう。

 

目立たない部屋に梯子がかかっていて、天井に隠し部屋が設けられていました。

 

 

 

 

「化粧坂の茶堂」

元々は、戦国時代の領主 津野氏の供養をするために建てられましたが、

藩政時代は、旅人のもてなしをする場になっていました。

今でも町内に13ヵ所の茶堂が残っています。

 

茶堂内に石像や木像を安置し、津野氏の霊を慰めていると、立札に書いてありました。

慈悲深い領主を懐かしんでいたのか、怖い領主の魂を恐れていたのか。

今は、可愛いしっぽ娘達が休む場所になっています・・・

 

 

 

 

12月8日撮影

ご訪問ありがとうございました。

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