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明治二十三年は、習学寮にとっては自治制度の自炊制度が開始された年でもあった。第五高等中学校においては新校舎の落成式し開校式が行われたことであろう。十月十日の午前十時より、雨天体操場において挙行された。君が代三唱に始まり、久留正道文部技師からの工事経過報告、校長平山太郎、浜尾専門学務局長。富岡熊本県知事、嘉悦県議会議長から祝辞が披露された。在校生総代として木崎虎太(後の武藤虎太)が祝辞を発表した。続いて皇御国の歌の斉唱の後祝賀会に移った。さらに記録によると烟火打上げ、競馬などが行われたとある。この十月十日が五高の開校記念日と決定され平成十九年十月十日全国五高会の解散式が行われた百二十年後まで続いた。・・・以上五高五十年史、七十年史、五高人物史を参照する
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