おいちゃん作詞家 探訪 「山上路夫」
「岬めぐり」を聞いて・・・思う
もう10年もたってしまったが、一瞬にして父も母も亡くしてしまい、
おさな馴染みの君も津波にのまれたと知る
僕は生きる気力を失い悩んでいたが「旅に出てみるといいよ」と
共に彼女を思う競争相手だった友に言われた・・
俯いてばかりいられないと北海道の海岸を巡った時に思わず口ずさんでいたっけ・・・
◇
「あなたがいつか話してくれた
岬を僕は 訪ねてきた
二人で行くと 約束したが
今ではそれも かなわないこと
幸せそうな 人たちと
岬を廻る ひとりで僕は
くだける波の あの激しさで
あなたをもっと 愛したかった
岬めぐりの バスは走る
僕はどうして 生きて行こう
悲しみ深く 胸に沈めたら
この旅終えて 街に帰ろう」
◇
山路氏は喘息で闘病生活を送り思春期に学生生活を
あまり送ることができなかった・・
21歳の時に作詞家になる事を決意する。
CMソングで素晴らしい作品をいずみたくと共に世に出し
グループサウンズからフォークなどヒューマニズムにおける世界を
若者に問いかけ長らく支持を受けてきた。
有名作品が多くあり、人の心を掴む背景の景色と匂いが浮かんでくるものが多い
歌い手の気持ちが入り込み詩の物語を表現しやすい作品がとても多い
う~っ
10曲まで載せられるものなら
二人でお酒を
ガンダーラ
瀬戸の花嫁
夜明けのスキャット
私鉄沿線
翼をください
学生街の喫茶店
世界は二人のために
空港
或る日突然
も挙げたく
心をうつ作品が非常に多いんだ