モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

新年早々火事騒ぎ(3)

2020-01-09 | モンペリエ

新年早々火事騒ぎ(1)

新年早々火事騒ぎ(2)

の続きです。

今回の件で、何故落ち着いていたって、まずは消防士に「火が出ていたとして大したことはない」と言われていたことと、もう既にこのアパートで火事を体験済みだったからなのね。

日本でも火事を目撃したことがあって、かなり火の回りが早かった記憶があるのだけれど、フランスの古い建物は石造りの為、火の回りがゆっくりなことを知っていたのよ。

なので、消防士に避難するように言われたら、LANAを連れて外に出ようと思っていたくらい。

で、前回の火事の時にも疑問だったのだけれど、基本的に消防士は窓から入るものらしく、道路に面していない側のアパートが火事になったらどうするのだろう。中庭を通って行くしかないのではないだろうかと思っていたら、案の定、そうするしかないらしい。

消防士同士が話している会話を聞いていたら、「警察に許可を取るしか…」などと話していたので、玄関を破壊するのには警察の許可が必要なのだろうと推測。

以前にもパリの高層ビルの火災で、消防車の梯子が届かない。などということもあったので、この国の防火対策はおそらく結構甘い。

フランスの建物って、意外なところに中庭があったり、日本ではまずない構造になっていることも多いので、家探しの時に「この高さに住んで、火事の時は大丈夫だろうか?」とか、「この建物の構造で、火事になった時は大丈夫だろうか?」と一瞬でも思ったら止めておいた方が無難なのかなと、今回の件で感じた次第。

そうそう、前回の火事の後、火災報知器が設置されたのだけれど、あれ、電池が切れかけると、「ピー」「ピー」って2,30分ごとに鳴るのね。それを知らずに2,3日過ごし、気が狂いそうになったので電池を取ってしまっていたのだけれど、その後、電池を買って入れ直しておいたわ。

 

←フランスで火事の場合に掛ける電話番号は「18」。


新年早々火事騒ぎ(2)

2020-01-07 | モンペリエ

新年早々火事騒ぎ(1)

昨日の更新はね、頑張ってイケメンとかパーリーピーポーとか新しい言葉使ってみたの。

パーリーピーポーの定義が分からなくて、ネットで調べたのはここだけの秘密。

パリピって書こうかなって思ったけど、やっぱりガラじゃないからやめたの。じゃあ、パーリーピーポーはいいのかってことになるけどね。

 

珍しく更新した上、続きまで予告して何を書きたかったというとね、もちろん愛猫LANAさんのことよね。

火事騒ぎの間、LANAは大丈夫だったのかってこと。

着物を着る邪魔をしてご満悦なLANA。

 

いえね、消防士が出入りできるように玄関と中庭のドアを開けっぱなしにしておかなければいけなかったのよ。

LANAは家ネコの上、持病があるので、中庭以外には出さないのよ。しかも今の季節は寒いから、完全に家ネコなの。

で、中庭には二羽ニワトリが、消防士たちが隣人の窓を壊した時に落ちたガラスの破片があるじゃない?

でも作業の邪魔になるから、すぐに片すわけにもいかず、そのままだったのだけれど、LANAは中庭に出たがるじゃない?

頭はそっちでいいのだろうか?LANA

 

いつもとなんだか様子が違うし、Sは殺気立って追いかけてくるしで、まあ、LANAは寝室に逃げるわよね。

それでサロンのドアを閉めて、おしまい。しばらく寝室にいてもらったわ。

 

で、消防士にももちろんネコ好きがいるわけで。

ネコ好きであろう消防士は、キャットタワーを見ると「あれ、ネコいるの?」とか「ネコの城だね~」とか話しかけてくるわけよ。

相手は仕事中なので、「そう、ネコ居るの」と言ってにっこりするだけだったんだけど、1人の消防士はよっぽどネコ好きだったんでしょうね。

 

「ネコ居るの?じゃあ、玄関のドア閉めなきゃ。おい、閉めるぞ」とまで言ってくれたの。

家の玄関も開けてあったのだけれど、建物の入り口も開けっぱなしにしてあったから、心配してくれたのね。

ネコにあまり興味のない同僚はしらけていたけどね。

 

「ネコは寝室にいるから大丈夫」と言って安心してもらったのだけれど、こういう消防士がいると火事の時に動物が残っていた場合、可能な限り助けてくれるのだろうなと頼もしかったわ。

そうそう、殺虫剤焚いて、消防士に窓を壊されてしまった隣人は、帰ってパニックになってたけど、別の隣人が状況を説明して、おそらく納得していたわ。そしてまたもや明日に続く。

 

←ありがとうございます♪

 


新年早々火事騒ぎ(1)

2020-01-05 | モンペリエ

いえね、遅い昼ご飯を食べていたら、「何かピーピー音がするな」と思っていたのですよ。

1時間くらい鳴り続けていたので、うるさいなとも思っていたの。

でも車の防犯装置の音とも違うし、火災報知機の音とも違うから一体何なんだろうと。

 

玄関のドア越しに外の様子を伺ってみると、なにやら住人が騒いでいる。

住人の1人がどこかに電話を掛けている声も聞こえる。

でも特に避難している様子もないので、上階のパーリーピーポーの住人が誤って火災報知機を作動させてしまい、慌てているのかと思っていた。

 

しばらくすると「ドンドンドン」と玄関のドアを叩く音。

上記の騒ぎもあるので、すぐにドアを開けると、消防士が数人目の前に立っていた。

「上階の住人の家の火災報知器が鳴っていて、少量だがどうやら煙も出ているので窓から入りたい。中庭に入ってもいいか」とのこと。

 

フランスではたまにあるのだけれど、私の家を通って中庭に入らないと、上階の住居の窓へはアクセス出来ない構造になっている。

こういう火災時などの緊急時、私がいなかったらどうするんだって言う構造。

 

私は比較的善良な市民なので、「どうぞどうぞ」と中庭への鉄格子を開け、消防士に開放。

長い梯子が投入され、件の住居へ窓を割って入る。

もちろんガラスは中庭に落ちるよね。掃除するのも私だけど、緊急時は仕方ないよね。

 

その後、消防士たちは慌ただしく動き出し、お礼を言ってきた消防士に「避難した方がいいのか」聞いたら、「まだ大丈夫」とのことだったので、待機。

結局は、上階の住人がバルサン的な物を焚いて外出したため、火災報知器が鳴り、今回の騒ぎに至った模様。

最初から「いづれにせよ大したことはない」と聞かされていたので、あまり慌てていなかったのだけれど、殺虫剤と聞いて、心に余裕が出来たのでしょうね。

帰る消防士たちを眺めていたら、2人ほどイケメンがいらっしゃったので、キャー♡とテンションが上がったのち、ちゃんと化粧をして、綺麗な服を着ておけば良かったと後悔したよね。

こんな感じでね。

殺虫剤焚いて家に帰ってきたら、窓ガラスが割られ、複数人に入られた形跡に呆然とするであろう隣人に同情しつつ、珍しく明日に続く。

 

←ありがとうございます♪