モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

ネコが関すると頭のネジが外れ気味。

2017-07-30 | LANA
私は比較的綺麗好きで、家具も必要最低限にしたいタイプ。
なのだけれど、ネコが関わるとちょっとおかしくなるらしい。

LANAが家に来る時は、嬉しさのあまり、キャットタワーを2つ買った。
お客さんが来ると、キャットタワーと見て「あれ?ネコ、1匹よね?」と首を傾げられるが、全く後悔などしていない。

LANAは箱が好きなので、玄関に1つ置いていたのだが、6月のバーゲンでサンダルを2足買ったため、さらに箱を2つ置いた。
そして、先日、同居人が靴を買ったので、さらに1つ…

玄関にある箱が計4つになったところで、やっと気が付いた。
「これは…ちょっと頭がおかしくなっているんじゃないか」と。


自分で自分を干すLANA

でも、LANAは3つとも使っているので(もう一つは鏡の後ろにあって、具合の悪い時のみ入る箱)、しばらくはこのままの予定。


←頭のおかしい自覚はあるのです…




朝の満員電車でチュッチュ♥チュッチュ♥

2017-07-29 | モンペリエ
先日、まだ研修に通っていた頃。
月曜日の朝に、トラムに無事に座れたことにホッとしつつ、復習などをしていた。

しかし、ふと、背後からする、奇妙な物音に気が付いた。
「赤ちゃんがいるのだろうか?しかし、赤ちゃんにしては気配が大きすぎるような?」
と、不思議に思い、後ろを振り返ると、目の前に男性の顔があった。

座席と座席の間にあるスペースに女性が座り、その男性と朝からチュッチュ♡チュッチュ♡していたらしい。

ここはフランスだし、電車でチュッチュ♡チュッチュ♡していても、誰も何とも思わないんだろうけれど、この朝の満員電車(正確にはトラム)で、月曜日の出勤にぐったりしている周りとのテンションの差はなかなか。


何かを見つけたらしいLANA

日本人の私には、朝からちょっと刺激が強かった。


←暑い暑い。

感動のフィナーレ?

2017-07-28 | モンペリエ
これまでのあらすじ
小切手を預けに銀行に行った私。
そこには、一生かかっても小切手提出マシンを扱えなさそうな老婆が!!
覚悟を決め、老婆を助ける決心をする私。
手助けをしようとするものの、その邪魔ばかりをする老婆。
紆余曲折を経て、なんとか、老婆の小切手を機械に吸い込ませることに成功!!
そしてその後は…?



小切手が無事、機械に吸い込まれ、老婆は歓喜した。
「やったわ!!どうもありがとう!!マドモアゼル!!」
初めて笑顔を見せた老婆。感動すらしている。
周りで見ていたカップルもホッとした様子。

あれ?この機械はこんなに感動するものだっけか?と首を傾げつつ、まだ終わっていないからと、金額の確認をしてもらい、受領書を受け取る。

受領書を老婆に渡すと、
「どうもありがとう。一体何が悪かったのかしら?」
と私に問う老婆。

「たぶん、口座番号を打ち間違えていたんだと思いますよ。打ち間違えてなくても、次のステップでにっちもさっちもいかなくなっていたでしょうが…
と笑顔で丁寧に答え、お別れした。

その後、無事、自分の分の小切手もマシンに預け入れ、銀行を後にした時には、疲労困憊状態だった。

老婆のあの警戒心は、フランスで生きていく上で必要なもので、責められるものではない。
銀行で、誰かが親切に話しかけてきたら、まずは信用しない方がいい。
私も、完全に自分が怪しいのを理解した上で、手伝っていたのだから、盗人扱いされても、うんざりしたというだけで、ショックも受けていない。

ただ、銀行側はマシンのみの設置に切り替えるのなら、老人にも分かるように説明を付けるなりしたらどうなのだろうか?
そうすれば、耳元で大声で怒鳴られることもなく、このような徒労感も感じることはなかっただろうに…


モンペリエ 植物園のネコ

今回の教訓・歳を取って耳が悪くなっても、人の耳元で怒鳴ってはいけない。


←ちゃん、ちゃん。



怪しい中国人がお手伝いします。

2017-07-27 | モンペリエ
これまでのあらすじ(ドラマチックに)
久しぶりに外に出た出不精の私。すべての用事を済ましてしまおうと、小切手を提出しに銀行へ向かう。
しかし、そこには小切手提出マシンに悪戦苦闘している老婆が!!
老婆を助けて、予定通り小切手を提出するか、それとも後日にするか!?
どうする、私!?


私が小切手の裏面に必要事項を記入し終わり、おばあさんが小切手提出マシンに悪態をつき始めた頃を見計らい、おばあさんに声を掛ける。

「あの、お手伝いしましょうか?」

「何?聞こえないわ!!」

と私の方を見たおばあさんの顔は、沸騰中。
これは、あれだ。パソコンで何回やっても上手く操作できなかったり、インターネット回線が遅かったりする時に、「こんなパソコン窓から投げ捨ててやる!!」と思う時にしているであろう顔だ。

うわあ、厄介なのに、自ら引っかかっちゃったな~。

もう一度手伝おうかと提案すると、金切り声で、何度やっても操作が上手くいかないことを説明してくれた。

「私が打ってみましょうか」
と、小切手の控えを見せてもらいながら口座番号を打とうとすると、耳元で金切り声で口座番号を叫び出す老婆。

いや、やめてくれ。大きな音は苦手なのだ。それに集中しながらだから、頭の中で番号は日本語なのだ。それなのにフランス語で数字を言われると混乱する上に、打っている場所と違う数字を言われるので、さらに混乱するのだ。私にそんな高度な機能は搭載されていない。そして数字のある部分に老婆の指があって、すべての数字が見られないときている。

一瞬老婆のペースに巻き込まれそうになったが、ここで二人で集団ヒステリーを起こしても仕方がない。

「これは控えだから大丈夫よね。ちょっと見せて下さい」
と、控えを老婆から受け取り、その控えが、老婆の目の前から絶対に消えないようにしながら、私の見やすい位置に移動する。どちらにしてもこの控えがあると、後の操作でこの老婆が混乱するだろう。

あとは数字を打ち込み、小切手をマシンに入れるだけ。
・・・と思ったのだが、そうは問屋は卸さない。
打ち込んでいると、またもや老婆は、金切り声で数字を叫び出し、2回打ち込みに失敗した。

「黙って下さい。黙って下さい(ギリギリ失礼)。集中したいので」
と何回言っても、耳元で絶叫されるので、最終的には「シーッ!!!シーッ!!」と口の前に指を当てて、ジェスチャーしてみたが(これはとても失礼)、絶叫止まらず。

何とか3回目で、正確な数字を打ち込んだ時には、既に疲労困憊。
「では、ここにあなたの小切手を入れて下さい」と場所を示して、次の指示をする。

すると、老婆は
「私の小切手はどこ!?あなたが持ってるんじゃない!!」
と喚きたて、私の手から控えを奪い取った。

まあね。覚悟はしていたのよ。この世代からみたら、得体のしれない中国人なんて(この世代はアジア人を見ると中国人だと思う)、怪しいことこの上ないしね。
しかも、銀行でお金の関わることだから、こういう場合は、関わらないのが最善なのよ。
ただ、小切手は表に宛名はあるし、裏にサインが必要だし、このマシンは一生かかっても彼女の使えるところではなかったから、手伝いを申し出ただけで。
これがカード関係だったら、死んでも関わらないんだけど…

「ちょっと~、それは小切手じゃないでしょう?」
と、心底うんざりしながら言い、まさか控えをマシンに入れるおつもりか?と固唾を飲んで老婆を見守ると、悪い中国人から奪い返した控えを、目も止まらぬ早業で、小切手の入った封筒に入れ、マシンに差し込んだ。

これは、マシンを使わない小切手の提出方法で、「ほう。そうか、そう来たか」と感心する。だがしかし、機械は私のようには、感心してくれなかったらしく、受け入れを拒否。

「は、入らないわ!!」

と、老婆絶叫。たった今、盗人扱いした東洋美人に「なんで?」と助けを求めてくるのはいかがなものか?

「ねえ、マダム。彼女の言うことを聞きなよ」
と、男性の落ち着いた声が聞こえた。
どうやら一組のカップルが、いつの間にか来ていて、この阿鼻叫喚の一部始終を目撃していたらしい。

その声が彼女に聞こえたのかどうなのか?

もう一度、「ここに小切手だけを入れて下さい」と「だけ」を強調しながら、ゆっくり繰り返す。

「え、でも封筒は?控えは?」

戸惑う彼女の目を見ながら、ゆっくり首を振り、「ここに小切手だけを入れて下さい」と繰り返す。

恐る恐る小切手のみをマシンに差し込む老婆。

果たして、その小切手は無事にマシンに吸い込まれて行ったのだった。


モンペリエ 植物園にいたネコ

明日に続く。


←長い…

出直すか、手伝うか?

2017-07-25 | モンペリエ
私は究極の出不精なので、研修が終わり、先週一週間は、ほぼ家に籠っていた。
やっていたのは頼まれていた翻訳の仕事のみ。

さすがに今日は、アマゾンで頼んでいたLANAのカリカリの受け取りと、食料の買い出しが必要だったので、久しぶりに外に出た。

1回外に出たからには、外の用事を全て済ませたい私。カリカリを受け取った後は、ついでに銀行に小切手を入れようと、銀行に。

小切手の出し方には2通りあって、小切手の裏にサインと自分の口座番号などを書き、別紙に金額、銀行などの小切手の詳細、自分の口座番号を記入して、小切手用の箱に入れるか、ここ最近は、小切手提出マシンが設置されるところもあるので、そのマシンを利用するかのどちらか。

私が行ったのは、業務終了後の、小切手提出マシンがあるモンペリエ本店。

小切手の裏側に必要事項を記入し、さっさと提出したかったのだが、前のおばあさんがそのマシンにてこずっている。

1度目は、そのマシンで小切手を提出するのに、私も苦労したので、マシンのマの字も分からなそうなおばあさんは、1時間経っても成功しないだろうといった感じだったが、私は1時間も待ちたくなかった。この空間にはそのおばあさんと二人きり。

ここで日を改めて、小切手を提出しに来るか?もしくはこのおばあさんを手伝うか?

日を改めて小切手を提出しに来るのが賢明な選択だが、わざわざ小切手を提出するために外に出るのも面倒くさい。私は、そのおばあさんを手伝うことを選択した。


カメラは慣れたが、「またこの人、変なことしてる」と思っているであろうLANA

長くなるので明日に続く。

←この選択を後悔するのは目に見えていたのだけれど…