モンペリエで独り言。

南仏モンペリエでぶつぶつぶつぶつ…

フランス大統領候補者による討論会を見る。

2017-03-21 | モンペリエ
昨夜は、フランス大統領選候補者による討論会がテレビで放送されていて、見ていた。

候補者11人の中、参加者は以下5名。

右党 フランソワ・フィヨン氏 
極右 マリン・ルペン氏
左党 ブノワ・アモン氏
極左 ジャン・リュック・メランション氏
?  エマニュエル・マクロン氏


政治には全く詳しくはないのだが、討論会を見ていた限りで、ざっと説明すると、フィヨン氏は労働時間を週35時間から39時間に引き上げる政策の主張、ルペン氏はEUからの離脱、アモン氏は労働時間を週35時間から32時間に引き下げる政策の主張、メランション氏は話し合いによる紛争の解決、世界平和を目指す理想主義的な思想。といった感じ。それぞれの党の主張が色濃く出ていて、なかなか面白かった。

戦略的に一番長けていたのは、やはりルペン氏。すぐにはEU離脱は言明せず言語下でソフトに説明し始め、他の候補者が熱くなっている時は、静かに自分の番を待ち、注目が集まるのを待つ。対テロ政策でガツンと印象を与えられなかった時は、他候補者への攻撃に転じ、核をつく。

アモン氏の発言はあまり印象に残らなかったものの、フィヨン氏は首相経験もあり、より現実的は発言をしており、メランション氏は、彼の理想の世界を描いて見せて、視聴者を魅了した。

え?マクロン氏?
顔がね、すごくかっこいい。

それだけ?
それだけ。だって、すべての発言が曖昧で、はっきりした数字は避けていたもの。主張もあっちこっちにいって、一体何を主張したいか分からなかったし。

え?討論会後の「誰が一番説得力があったか」のアンケートでマクロンが1番?
うそでしょ?説得力も何も、彼、何も主張していなかったじゃない?


モンペリエ

え?何?フランス人、顔で大統領選ぶ気??


←極右のルペン氏が大統領になるのは絶対避けたいところだが、マクロン氏はマクロン氏でとても不安。



その着物は本物か?

2017-03-18 | モンペリエ
昨日はモンペリエから車で1時間の所にあるベジエの高校で、着付けのデモンストレーションをした。

デモンストレーションの前に、女の子が一人、私の傍に寄ってきて「私、キモノ持って来たんだけど、一緒に着てもいい?」と質問された。

困惑する私。
何が困るって、外国人の言う「キモノ」って、羽織って前でとめるだけの、外国人用の着物だったりするから。

震災のアソシエーションで、散々、着付けのデモンストレーションを手伝ってもらった友達に、「私、ホンモノの着物持ってるのよ!今度着せて!」と頼まれて、出てきた着物が、外国人用の着物だった時のがっかり感と言ったら…
今まで、本物の着物を見てきたじゃない?と。

それはいいとして、その「キモノ」が入っているというカバンには、着物一式が入っているとは思えない大きさ。
どちらにしろ、自分への着付けと生徒への着付けで時間になってしまうので、着物一式を持っていたとして、着付けを教える時間はないのだが…
キモノが外国人用のキモノだったとして(ほぼ確定)、本人はそれがホンモノのキモノだと思っているので、「本物じゃないから無理」とも言いにくい。

結局、無難に断り、後から彼女の言うキモノを見せてもらったら、テロテロな生地にフリルの付いた代物だった。


小紋 花づつみ

やっぱり、こういう機会くらいは、本物の着物を見て欲しいよね。

←パジャマや部屋着なら偽キモノも良いと思うの。


わたしは恋のキューピッド♥

2017-03-17 | モンペリエ
今日は着付けのデモンストレーションの為に、モンペリエから車で約1時間のところにあるベジエの高校へ。
自分への着付けを見せた後、生徒一人に振袖の着付けをした。

着崩れしやすいため胸やお尻が大きい子は避け、髪をアップにしていて、着物に合う身長の女の子に、前もってモデル役を頼んでおいた。あまりアクセサリーを付けていないことも条件にしていたので、選んだのは可愛らしいけれど、地味めの女の子。

それが皆の前で振袖を着付けて、皆から褒められたら、パッと笑顔になり、目も輝いて、ちょっとした美人に。

友達から「もうエミリ(仮名)じゃなくって、“エミリちゃん”だ!日本人になった!」とからかわれていたのだが、その中の1人の男の子が、もう大興奮で、からかいながらも、べた褒めしていた。

周りの生徒が1人減り、2人減りする中、大人と数人の友達が残っており、「ああ、エミリちゃんに恋してるのね~」とその様子を周りが微笑ましく見ていたら、それに気づいたのか「あ…俺黙るわ…」とちょっといじけてしまったのが、さらに微笑ましかった。

着物を脱がせている時に、「彼、あなたに恋してるね?」とささやいてみたら、にこっと笑っただけで返事はなかった。

人の恋愛模様が大好きな私は「おお~っ!!これは脈ありだ~!!ヒューヒューだよ!!ヒューヒュー!!(年齢のバレる表現)」と頭の中では大いに盛り上がったが、冷静な大人として振る舞っておいた。


写真を撮ると色々な着付けの欠点に気が付く…う~ん。

あの2人、明日辺りには付き合っているかもしれない。



男の子「お前、超かわいかった~!!恋しそうになっちゃったよ~!!」
女の子 黙ってにっこり
男の子「え…恋、してもいい?」

みたいなみたいな??キャ-!!(///∇//)テレテレ
…そんな妄想をしておりました。ええ、大丈夫です。


我慢できない人たち。

2017-03-16 | モンペリエ
フランスにいて閉口するのは、トラムの中で大音量で音楽を聴いている人がいること、ゴミを道に平気で捨てること、そして夜になると、たまにトラムの中で煙草を吸いだす輩がいること。

今日は昼にトラムに乗ったのだが、隣に座っていた男性が、煙草に火を点けだした。もう少しで駅に着くので、出た瞬間から吸おうということらしい。

でもね、扉が開く前に息吐いたら、普通にトラムの中で吸ったことになると思うんだ。
しかも、マリファナじゃない?
すごく迷惑よ。

ゴミ箱の前でゴミを捨ててみたり、駅に着く前に煙草を吸いだしてみたり。


モンペリエ 梅が咲いていた♪

何故、あと1歩、あと1秒とか我慢できないのかしらねぇ?

←ありがとうございます。



動物色々。

2017-03-15 | LANA
昨日はLANAを動物病院に連れて行った。

専門医の集まっている病院で、フェレット、ウサギなどのエキゾチックアニマルも診る病院なのだが、昨日は犬に嚙まれたという亀が3匹、ネコトイレの容器に入れられて、待合室で待っていた。

他には、ポワロー(ネギ)という名前のネコ。
初診時に、受付の女性に、氏名、住所、電話番号、動物の情報などを伝えるのだが、飼い猫の名前を聞かれて、「ポワロー」と答える飼い主。
受付の女性は戸惑って「ポワローって、あのネギのポワロー?」と聞き返すと、飼い主は平然と、「そう、そのネギのポワロ-」と返していた。
フランスではネコにどんな名前を付けるのかはよく知らないのだが、どうやらネギは珍しいらしい。

それから、どうやらパパ大好きな大型犬がおり、何度「お座り!」と言われても、隙あらば、パパに抱き着こうとしていた。

患畜がネコばかりの日があれば、LANAを除いて犬ばかりの日があったり。


フロンティニャンの教会

みんな重めの病気の動物ばかりなのだけれど、色々な動物と出会えるのは楽しい。


←みんな元気になるといいね。