月岡芳年 月百姿
『史家村月夜』 九紋竜
しかそんつきよ くもんりゅう
明治十八年届
九紋龍・史進(ししん)は中国の小説「水滸伝」の登場人物の一人である。
中国北宋末期の1121年宋江とともに反乱したという36人の中に
史斌(しひん)という人物がいて、九紋竜・史進のモデルと云われている。
国立国会図書館デジタルコレクション 009
史進は、華州華陰県史家で暮らしていた幼少期から武芸に励み
村で彼の腕に敵う者はいなかった。色白の美丈夫で
背中に9匹の龍の入れ墨を彫っていたことから九紋龍と呼ばれた。
槍棒術に長け、自身の腕を天下一と自負していたが
王進(おうしん)に一撃のもとに倒され弟子入りする。
修行後の放浪の旅の途中、魯智深(ろちしん)と出会い
梁山泊の仲間となる。
出典元:月刊水滸伝
これはいつの月なんだろう。
梁山泊入りする前に故郷の月に誓っているのかな?