オオカミになりたい(遺言)

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徒きの百姿 しらしらとしらけたる夜の・・・

2017-10-14 | 月百姿

月岡芳年 月百姿

『しらしらとしらけたる夜の月かけに

   雪かきわけて梅の花折る』 公任 

明治二十年届

 

 

藤原公任(ふじわらのきんとう)は平安時代中期の公卿・歌人。

康保三年(966年)~長久二年一月一日(1041年)

権(ごんの)大納言、正二位にいたる。

 

 

国立国会図書館デジタルコレクション 038

 

 『撰集抄』 巻八第十五 公任卿事・歌

昔、村上天皇の末のころ、如月の中の十日の初めがた

雪いみじく降り重ねて月ことに明かくて、

暁、梁王苑に入らざれども、雪四方に満ち、

夜、庾公が楼に登らねども、月千里を照す。

木ごとに花咲く心地していづれを梅と分きがたきに、

公任の中将を召して、「梅花折りて参れ」とてつかはしけるに

ほどなく雪をも散らさず折りて参り給へりけるに、

天皇、「いかが思ひつる」と仰せのありけるに、

「かくこそ、詠みて侍(はべ)りつれ」とて、

『しら/\ししらけたる夜の月影に雪かき分けて梅の花折る』

と申されければ、大きにめでさせ給ひて、

叡慮(えいりょ)ことに感じて、ゆゆしきまでに讃め、仰せの侍りければ

公任その座にて、けしからぬまでに落涙せられ侍りければ

主上も御涙かきあへさせおはしまさざりけり。

 

出典元:やたがらすナビ

 

なんとなく解ったような、解らぬような。。。

藤原公任が梅の枝を選んでいるところですね。