諸兄は、Kiri Te Kanawaという歌手をご存知か?
どうも、ブログを書くたびに思うが、このようなものがなければ諸兄の面前に自分の無知をさらけ出すこともないのだが、さりとて、知らないこと知ったような顔をするのも、普段仕事で存分に使っているので、このようなときくらいは素直になりたい。
このKiri te Kanawaだが、マオリ族と呼ばれるポリネシア人の父の姓を名乗る1970-年代80年代を代表するニュージーランド生まれの世界的なオペラ歌手で、数年前にもアルバムを出している(とさ)。
実は小生、この世界的な大歌手の名前を全然知らなかった。こちらアメリカでは月に数十ドル払うと140チャンネルくらいのラジオ放送を聞くことができるが、小生もこのサービスを買い、車の中で主に高音質のクラシックを聞いている。 ダッシュボードに作曲家、演奏者、曲名などがデジタルの文字盤に表示されるが、あるとき一味もふた味も違う女性ソプラノの曲が流れた。
それほどのクラシックのファンではないので運転中は主にクラシック音楽(こちらでは何故かPopsと呼ばれている)とオペラにチャンネルを合わせて聞き流しているが、かなり小さい音にセットしているにも拘わらず、胸(耳?)に響いてきたので、液晶パネルを見ると「Kiri te Kanawa」となっていた。曲の前後の解説でよく日本人の演奏家の曲も出てくるので、このKiri Te Kanawaというのは、日本人が歌っている曲で「行きて、かなわず」かなんかのミススペルと思った。
しかし、どう聞いても日本人にしては豊かな声量と表力、そして英語ではないが心の奥まで沁みるような歌声で、終わったあとの短い解説でもKiri-te-kanawaといっていた。
そこで早速調べた結果がこのブログの冒頭と相成った次第だ。
歌の意味などは不明でも、その歌声は素晴らしいのひとことである。You-Tubeでも沢山アップロードされているので是非聴いて欲しい。