いい時代になったもので、今回の出張にはi-Padに入れたi Bunko HDだけで、飛行機の中の退屈な時間を過ごすことができた。
いつもは、Book offなどでいろんな本を買っていくが、i Book HDにはBundleで日本の名作著書(といっても多分著作権切れ?)がかなり入っているし、漫画も手塚治の「火の鳥」全巻、浦澤直樹X勝鹿北星の「マスターキートン」全巻(そう言えば、最新のビッグコミック・オリジナルに掲載された「マスター・キートン」は浦澤直樹X長崎尚志になっていたが、勝鹿北星はどうなったんだろう?)、それにあだち充の「みゆき」なども仕込んである。
今回読んだのは、小説は夏目漱石の「草枕」(「山に登りながら考えた」という名文句で始まるあれである)の一部。マスターキートン2巻半、それに「フランダースの犬」だ。
「草枕」のことは後日に譲るとして、ウイーダの「フランダースの犬」は感動した。齢60有余にして、子供向けの本に感動もあるまいが、感動したんだからしょうがない。筋はTVのアニメなどで知っていたが、改めて原作(といっても和訳本)を読むと泣けて泣けてどうしようもない。 丁度、この夏に娘夫婦と一緒に彼女が可愛がっている子牛ほどもある大型犬の「ルーファス」とドイツ旅行をしてきたばかりなので、それがダブっていたのかもしれない。
話は変わるが、今、Cuckoo Clock作りに凝っている。経緯については前回のブログをご参照いただくとして、やっと時計ができたが、その周りに配置するフィギュアがない。適当なプラモでもと思っていたら、これを見た息子に「鳩時計は周りのフィギュアが動くのがイノチじゃないの?」といわれ一念発起。早速、インターネットで、「フィギュア」「からくり」「Automata」「Whirligigs(風車の回転で動く」などを片っ端から参考にして、「そうだ!これを作ろう!!」と決めたのが「フラダンスの犬」。 これから形や腰の振り方、時報とどうやって同調させるか、1から考えようと思っている。