エー毎度のお運びありがとうございます。
エー噺家というのも、これで結構大変な商売でございまして。
知恵はたいして要らないんですが知識は持ってなきゃぁいけない。それもガッコーや本なんかでおせぇてくんない知識ってぇんですから、仕入れるところは限られている。昔は遊郭なんぞという、エー誠に結構な勉強場所があったんですが、今はそういうところもない。 わたくしなんぞも、もう少し早く生まれていたら、それこそそこで徹夜で猛勉したでしょうが。
ま、そんなわけで昨今の噺家もネタを作る人間も大変でございます。
エー、そこで今回は趣向を変えて、人様のお作りになったお噺しをワタクシ風に変えて皆様にお出ししようと思います。
趣向を変えて」というと聞こえはよろしいですが、何のことはない、ネタが途切れただけで。マ、言うなれば盗作。最近では「パクリ」とも申します。「パク・リ」と言っても韓国のお人の名前ではございません。
エーお噺は、山東京伝という東京が江戸と言った頃の戯作者が書いた「桃太郎発端話説(ハナシ)」を脚色したものでございます。
エーこのお噺は少々長くなりますので、3羽完結ということにいたします。エッ? 「3話」の字が違うって? いえいえこれも洒落のうちです。マ、お聞きください。
エー昔々、丹後の国に浦島太郎という西田敏行みたいな釣りバカがおりました。ある日太郎が漁から帰る道すがら子供達が大きな亀を捕まえて遊んでいるのを見つけました。
太郎「あーぁ、今日も釣れなかったなぁ。日も暮れて山の向こうに月がかかってらぁ。夏だってのにもうススキも生えて。これがホントのボウズだよ。オッ、餓鬼どもが大きな亀を捕まえてらぁ。あれを売り飛ばしたら結構いい値段で売れるだろう。いや、鍋にしてもいいな。精もつくだろうから」
太郎「オイオイ、お前達。亀は万年の命と言ってナ、生き物のうちで一番長生きするもんだ。ナァ、そんな長い命を捕まえて食っちまうなんてとんでもねぇことだ。おじさんが大事に育ててやるから、こっちへよこしナ」ってんで取り上げちゃった。どっちがとんでもないやつか分かったもんじゃぁない。
そしてその亀を家に持ってきて、さて亀鍋にでもしようかと思っていたら亀が急に泣き出したので驚いた太郎は事情を聞いてみた。
太郎「オイオイ、そんなに泣いていたってわからねェや。ナァお前も見たとこ随分歳をくっているようだが、何でこんなとこまで来たんだ?
カメ「ヘイ、私はクラブ竜宮城の客引きなんですが、陸(おか)に客引きに来たところ悪いウサギと逢いましてネ。ヘイ、それが何しろ口から先に生まれたような口のうまい奴でして何しろ口が三つくっついているほどの奴で」
太郎「マァ、兎口というくらいだからな。ま、シャレはいいや。それでどうしたい?」
カメ「ヘイ、そいつが言うには、『オレは、月から来たウサギの観光ガイドで、地球観光に沢山の金持ちを連れてきたんだ。まあ。客も大体あちこち見飽きたから、そのクラブ竜宮へお客を連れて行ってもいいが、タダってわけにゃぁいかねぇや。なあ、こうしよう。大したこたァない。向こうのお山の麓までお前が先に着いたらご褒美にお客を連れていこうじゃねえか』と言うじゃあありませんか。昔、アッシのオヤジがウサギと競走して勝ったと聞いていたんで、シメコのウサギと話にのりましたが、ウサギの奴、『まあ、その前にお前も海から来て腹が減ってるだろう。どうだ、ひとっ走り前にこの餅を食っていきねぇ。なぁ、これは月で搗いてきた餅だ。(謡いながら)月で搗(つ)き立て、今着(つ)きたてよ、この餅食ったらツキが付(つ)く』ってな歌かなんか歌うもんで、ついそれを貰って食べたんですが、これがアンタ、南蛮渡来の眠り薬入り。ぐっすり寝てしまい、そこを子供達に掴まったという次第で。江戸の敵を長崎でってことを言いますが、まさかこんな近い丹後で討たれるとは思いもしませんでした」
太郎「そうか。まぁ、聞いてみれば可哀相な話だな。それで、そのぅクラブ「竜宮城」ってのは面白いのかい?」
カメ「ヘイ、そりゃあもう。世界中の風俗が集まってこの世の極楽。最近では「カリブの海賊」もすっかりここが気に入って入りびたり。「カリブのフーゾク」って改名したくらいで。もし助けてくれたらお礼に、ダンナを竜宮城へご案内しますよ。ダンナのように様子のいいお客さんなら直ぐにNo.1ホステスの乙姫さんの間夫になれますよ」
太郎「エッ、本当かい。じゃ、行くか」なんて、アブみたいな顔をして連れて行ってもらった。
太郎「ヘェーすごいねぇ。歌舞伎町と中州を合わせたようだね。鯨の絵がかかってるね。高給クラブ「潮吹き」ってか。間違いねぇや。居酒屋があるね。なに?ワカメ酒あります?へぇーいいねェ。 ここは小屋掛けの見世物かい?なになに、看板は「8人芸処・イレポン・ダシポン・アシハポン」? これってフランス語かい? 蛸が一人で、体中の穴に手ェ突っ込んでマッサージくれるゥ?気色悪いね。オッ、こっちは懐かしい温泉マークじゃねぇか。屋号が「元祖、さかさクラゲ」ナール。こんなとこに居たらホントに溺れるね。エッ、なんかワラみたいのがあっちこっちにおいてあるがなんだい。エッ 女に溺れそうになったら掴まる?へぇー溺れるものはワラでも掴むっていうが、そんな溺れ方してみたいね」
カメ「ダンナ、ダンナ。ここが「クラブ竜宮城」ですよ。今、チーママの乙姫さんを呼んできますからね」
乙姫「マァ、うちのカメを助けていただいたとか。それはそれは大変お世話になりました。このカメは草深い、いえ海深い田舎から出てきたアタクシのかわいい弟です。それに見れば見るほどいいオトコ。昔ココに居座っていた南亭気楽とかいうモノ書きもイイオトコだったけど、貴方様の方がずっと素晴らしいですわ。何日でもいいですから、是非お泊りになってくださいませ」
というわけで、太郎はそこに居つづけることになりました。
さぁ、毎日毎日贅沢三昧。何時も乙姫さんを先頭に女達がつきっきりで面倒をみてくれる。中には尼さんホステスなんてぇのが来る。
太郎「オウ、なんだね。アマさんてェから、歌麿の絵に出てくるような長い黒髪を垂らした海女かと思ったら坊主の尼さんかい。おどろいたね。エッ昔は海女でアワビを獲ろう思って潜ったら、ここのポン引きに赤貝と間違えられて捕まえられてそのままここここに来た?ヘェーそうかいそうかい。まあ、何だな。「尼さん抱けばホントに可愛い。どこがケツやらアタマやら」って言うからな。まぁ一杯ついでくんな。なにどうしてついでくんないんだい。つぎたくない? じゃ、いいや。エッついでくれる。これがホントの「尼の酌」(天邪鬼(あまのじゃく))だね。
そんな毎日が3年も続きますと流石の太郎も飽きてまいります。
太郎「なぁ乙姫ョ、オレはお前といるときが一番楽しい。『一人笑うて暮らそうよりも二人涙で暮らしたい』と何時も思っていたんだが、どうも最近はクニに残してきた両親のことが心にかかる。ついては、チョット帰ってこようと思うんだ」
乙姫「そうですか。『たとえ姑が鬼でも蛇でもぬしを育てた親じゃもの』と申します。貴方様が親のために帰るというのを止めたらそれこそ親不孝。どうぞ一度お帰りになり是非また戻ってきてください。そして今度帰ってきたときは必ず子供を作りましょう。そのときまで貴方様の玉を私にお預けください。その代わり預かり証としてタマ手箱をさしあげますが、お帰りになるまでに開けたらいけませんよ」
今や帰りたい一心の太郎は
太郎「おういいともよ。『楽は苦の種 苦は楽の種 二人してやる人の種』ってェからな。それじゃあ、オレのタマはここにおいて行くからナ。帰ったらまた二人して使おうな。 オーシ、それじゃあ達者でなぁ。また南亭気楽なんてプレーボーイが来たって相手にすんじゃないぞぉ」って、カメに乗ってもと来た陸を目指して帰ります。
さて、浜に上がってみると廻りは全然知らない人ばかり。また、様子もおかしい。見慣れた藁葺き屋根の家はなく、服装も違っております。近くの人に聞いてみると誰も太郎の家のことを知らない。
近くに見えた寺の住職に聞いてみると、どうもあれから数百年経ったような話でした。
「あーぁ、驚いたね。どうも。チョット3年ほど空けている間に数百年も経っちゃったよ。魚を釣りたくても漁業組合に入れって言われるし、飯を食うにも金が要るというし。 竜宮城は良かったね。『喜びクラブ』もあったし、金が無くても首領様とかいう人が食わせてくれたし。まるで今の北朝鮮だね。それはそれとして腹が減ったな。食うもんはないし。そうだ、乙姫が持たせてくれた玉手箱ってのがあるね。開けちゃいけないなんて変なこと言っていたが、多分、こういうときに開けろというサインだね。きっと。と言いながら玉手箱を開けますと中からスーッと3条のけぶりが出てまいります。太郎は乙姫さんのところへ大事な玉を預けてきたため、
「ありゃぁ。ばあさんになっちまったよ」
エー噺家というのも、これで結構大変な商売でございまして。
知恵はたいして要らないんですが知識は持ってなきゃぁいけない。それもガッコーや本なんかでおせぇてくんない知識ってぇんですから、仕入れるところは限られている。昔は遊郭なんぞという、エー誠に結構な勉強場所があったんですが、今はそういうところもない。 わたくしなんぞも、もう少し早く生まれていたら、それこそそこで徹夜で猛勉したでしょうが。
ま、そんなわけで昨今の噺家もネタを作る人間も大変でございます。
エー、そこで今回は趣向を変えて、人様のお作りになったお噺しをワタクシ風に変えて皆様にお出ししようと思います。
趣向を変えて」というと聞こえはよろしいですが、何のことはない、ネタが途切れただけで。マ、言うなれば盗作。最近では「パクリ」とも申します。「パク・リ」と言っても韓国のお人の名前ではございません。
エーお噺は、山東京伝という東京が江戸と言った頃の戯作者が書いた「桃太郎発端話説(ハナシ)」を脚色したものでございます。
エーこのお噺は少々長くなりますので、3羽完結ということにいたします。エッ? 「3話」の字が違うって? いえいえこれも洒落のうちです。マ、お聞きください。
エー昔々、丹後の国に浦島太郎という西田敏行みたいな釣りバカがおりました。ある日太郎が漁から帰る道すがら子供達が大きな亀を捕まえて遊んでいるのを見つけました。
太郎「あーぁ、今日も釣れなかったなぁ。日も暮れて山の向こうに月がかかってらぁ。夏だってのにもうススキも生えて。これがホントのボウズだよ。オッ、餓鬼どもが大きな亀を捕まえてらぁ。あれを売り飛ばしたら結構いい値段で売れるだろう。いや、鍋にしてもいいな。精もつくだろうから」
太郎「オイオイ、お前達。亀は万年の命と言ってナ、生き物のうちで一番長生きするもんだ。ナァ、そんな長い命を捕まえて食っちまうなんてとんでもねぇことだ。おじさんが大事に育ててやるから、こっちへよこしナ」ってんで取り上げちゃった。どっちがとんでもないやつか分かったもんじゃぁない。
そしてその亀を家に持ってきて、さて亀鍋にでもしようかと思っていたら亀が急に泣き出したので驚いた太郎は事情を聞いてみた。
太郎「オイオイ、そんなに泣いていたってわからねェや。ナァお前も見たとこ随分歳をくっているようだが、何でこんなとこまで来たんだ?
カメ「ヘイ、私はクラブ竜宮城の客引きなんですが、陸(おか)に客引きに来たところ悪いウサギと逢いましてネ。ヘイ、それが何しろ口から先に生まれたような口のうまい奴でして何しろ口が三つくっついているほどの奴で」
太郎「マァ、兎口というくらいだからな。ま、シャレはいいや。それでどうしたい?」
カメ「ヘイ、そいつが言うには、『オレは、月から来たウサギの観光ガイドで、地球観光に沢山の金持ちを連れてきたんだ。まあ。客も大体あちこち見飽きたから、そのクラブ竜宮へお客を連れて行ってもいいが、タダってわけにゃぁいかねぇや。なあ、こうしよう。大したこたァない。向こうのお山の麓までお前が先に着いたらご褒美にお客を連れていこうじゃねえか』と言うじゃあありませんか。昔、アッシのオヤジがウサギと競走して勝ったと聞いていたんで、シメコのウサギと話にのりましたが、ウサギの奴、『まあ、その前にお前も海から来て腹が減ってるだろう。どうだ、ひとっ走り前にこの餅を食っていきねぇ。なぁ、これは月で搗いてきた餅だ。(謡いながら)月で搗(つ)き立て、今着(つ)きたてよ、この餅食ったらツキが付(つ)く』ってな歌かなんか歌うもんで、ついそれを貰って食べたんですが、これがアンタ、南蛮渡来の眠り薬入り。ぐっすり寝てしまい、そこを子供達に掴まったという次第で。江戸の敵を長崎でってことを言いますが、まさかこんな近い丹後で討たれるとは思いもしませんでした」
太郎「そうか。まぁ、聞いてみれば可哀相な話だな。それで、そのぅクラブ「竜宮城」ってのは面白いのかい?」
カメ「ヘイ、そりゃあもう。世界中の風俗が集まってこの世の極楽。最近では「カリブの海賊」もすっかりここが気に入って入りびたり。「カリブのフーゾク」って改名したくらいで。もし助けてくれたらお礼に、ダンナを竜宮城へご案内しますよ。ダンナのように様子のいいお客さんなら直ぐにNo.1ホステスの乙姫さんの間夫になれますよ」
太郎「エッ、本当かい。じゃ、行くか」なんて、アブみたいな顔をして連れて行ってもらった。
太郎「ヘェーすごいねぇ。歌舞伎町と中州を合わせたようだね。鯨の絵がかかってるね。高給クラブ「潮吹き」ってか。間違いねぇや。居酒屋があるね。なに?ワカメ酒あります?へぇーいいねェ。 ここは小屋掛けの見世物かい?なになに、看板は「8人芸処・イレポン・ダシポン・アシハポン」? これってフランス語かい? 蛸が一人で、体中の穴に手ェ突っ込んでマッサージくれるゥ?気色悪いね。オッ、こっちは懐かしい温泉マークじゃねぇか。屋号が「元祖、さかさクラゲ」ナール。こんなとこに居たらホントに溺れるね。エッ、なんかワラみたいのがあっちこっちにおいてあるがなんだい。エッ 女に溺れそうになったら掴まる?へぇー溺れるものはワラでも掴むっていうが、そんな溺れ方してみたいね」
カメ「ダンナ、ダンナ。ここが「クラブ竜宮城」ですよ。今、チーママの乙姫さんを呼んできますからね」
乙姫「マァ、うちのカメを助けていただいたとか。それはそれは大変お世話になりました。このカメは草深い、いえ海深い田舎から出てきたアタクシのかわいい弟です。それに見れば見るほどいいオトコ。昔ココに居座っていた南亭気楽とかいうモノ書きもイイオトコだったけど、貴方様の方がずっと素晴らしいですわ。何日でもいいですから、是非お泊りになってくださいませ」
というわけで、太郎はそこに居つづけることになりました。
さぁ、毎日毎日贅沢三昧。何時も乙姫さんを先頭に女達がつきっきりで面倒をみてくれる。中には尼さんホステスなんてぇのが来る。
太郎「オウ、なんだね。アマさんてェから、歌麿の絵に出てくるような長い黒髪を垂らした海女かと思ったら坊主の尼さんかい。おどろいたね。エッ昔は海女でアワビを獲ろう思って潜ったら、ここのポン引きに赤貝と間違えられて捕まえられてそのままここここに来た?ヘェーそうかいそうかい。まあ、何だな。「尼さん抱けばホントに可愛い。どこがケツやらアタマやら」って言うからな。まぁ一杯ついでくんな。なにどうしてついでくんないんだい。つぎたくない? じゃ、いいや。エッついでくれる。これがホントの「尼の酌」(天邪鬼(あまのじゃく))だね。
そんな毎日が3年も続きますと流石の太郎も飽きてまいります。
太郎「なぁ乙姫ョ、オレはお前といるときが一番楽しい。『一人笑うて暮らそうよりも二人涙で暮らしたい』と何時も思っていたんだが、どうも最近はクニに残してきた両親のことが心にかかる。ついては、チョット帰ってこようと思うんだ」
乙姫「そうですか。『たとえ姑が鬼でも蛇でもぬしを育てた親じゃもの』と申します。貴方様が親のために帰るというのを止めたらそれこそ親不孝。どうぞ一度お帰りになり是非また戻ってきてください。そして今度帰ってきたときは必ず子供を作りましょう。そのときまで貴方様の玉を私にお預けください。その代わり預かり証としてタマ手箱をさしあげますが、お帰りになるまでに開けたらいけませんよ」
今や帰りたい一心の太郎は
太郎「おういいともよ。『楽は苦の種 苦は楽の種 二人してやる人の種』ってェからな。それじゃあ、オレのタマはここにおいて行くからナ。帰ったらまた二人して使おうな。 オーシ、それじゃあ達者でなぁ。また南亭気楽なんてプレーボーイが来たって相手にすんじゃないぞぉ」って、カメに乗ってもと来た陸を目指して帰ります。
さて、浜に上がってみると廻りは全然知らない人ばかり。また、様子もおかしい。見慣れた藁葺き屋根の家はなく、服装も違っております。近くの人に聞いてみると誰も太郎の家のことを知らない。
近くに見えた寺の住職に聞いてみると、どうもあれから数百年経ったような話でした。
「あーぁ、驚いたね。どうも。チョット3年ほど空けている間に数百年も経っちゃったよ。魚を釣りたくても漁業組合に入れって言われるし、飯を食うにも金が要るというし。 竜宮城は良かったね。『喜びクラブ』もあったし、金が無くても首領様とかいう人が食わせてくれたし。まるで今の北朝鮮だね。それはそれとして腹が減ったな。食うもんはないし。そうだ、乙姫が持たせてくれた玉手箱ってのがあるね。開けちゃいけないなんて変なこと言っていたが、多分、こういうときに開けろというサインだね。きっと。と言いながら玉手箱を開けますと中からスーッと3条のけぶりが出てまいります。太郎は乙姫さんのところへ大事な玉を預けてきたため、
「ありゃぁ。ばあさんになっちまったよ」