何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証

私は2015年12月28日、20数年共に暮らした伴侶である祥一郎を突然喪いました。このブログは彼の生きた証です。

祥一郎……おっちゃんは気が変になっているのかもしれない………

2016年03月08日 | 死別体験
何故………どうして…………

祥一郎………何故お前は逝ってしまったんだ…………



おっちゃんは、子供の頃から両親と殆ど暮らした記憶がなく、預けられた祖父とも折り合いが悪かった。
なので十代後半には家を出て独り暮らしを始めた。


幼少期から殆ど離れてくらしていた兄弟とも精神的に疎遠で、現在でも赤の他人状態。
何年かに一度、所要で連絡を取り合うくらい。


無愛想で人見知り、口も悪い、こんな性格だから、学生時代の友人もほぼ皆無。


ゲイの世界に入ってから唯一できた親友は、何年も前に他界してしまった…………


祥一郎………お前だけ、お前だけがおっちゃんの家族だったんだよ。


お前だけがおっちゃんの傍に居てくれたんだよ………


お前と暮らした、宝物のような20数年間………

何故それをあんなに突然、あんなに悲惨な形で、あんなに後悔する形で、奪われなければならないのか。


初めから決まっていたのか。
20数年だけ温かい生活を保障する、その後はまた独りの不幸な暮らしに戻りなさいと。


あんまりだ………あんまりだよ………。


祥一郎………この先、お前の代わりどころか、僅かに心の穴を埋める相手すらできやしない……


50代も半ばになって、お前という家族を喪うという人生で最悪最大の災いには、おっちゃんは到底立ち向かっていけやしない………


祥一郎…………

おっちゃん、気が変になりそうだ…………寂しい、辛い、悲しい、なんて言葉で言い表せない感情が、体中を満たしている…………


胸が苦しいよ…………目が虚ろだよ………口がいつも半開きだ………


なにをやっても、何処へ行っても、おっちゃんの心は少しも埋まらないよ…………


祥一郎………戻って来ておくれ………お願いだよ………

それが出来ないなら、連れて行っておくれ…………お前の居るところへ…………

お願いだよ…………


ひとりぽっちは嫌だ…………祥一郎………


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